もぐらくん

田舎に住んで公共工事のお手伝い。現場管理からCIMまで現場の実情を記事にします!!

CIM ・ 情報化施工

ドローンの免許取得には

先週・今週初めは内業のみの予定でしたが・・・大当たり。「現場の仕事が無くてよかっか〜」でしたので、神はオイラの見方でした。(笑)


さて、ドローンを飛ばして測量の仕事が多いオイラでして、なかなか日本国内の飛行に関するルールや決まりごとが多くあり、昨年12月から『免許制度』も始まったのですけど、仲間内に聞いてみると・・・・

「以前の国土交通省へ許可申請だけでもこれまでと同じ仕事ができるからまだ”免許取得”は考えていない」

という回答も聞いています。


ですので、現在人口が多い地区(DID)で飛行させるには

 1,会社(個人)で国土交通省に許可申請

 2,個人の無人航空機操縦士免許(1等、2等免許)


のどちらかが必要になっています。

今後この2つの関係がどうなっていくのかはっきりとしていませんが、今日は2番についてお話ししようと思います。


実はオイラは2番の昨年免許制度が始まることが決まった時から、無人航空機操縦士免許取得で動いていますが・・・・


『登録と手順が複雑+時間がかかる』ものであることは知っておいていただきたい。

ちなみにオイラは昨年の11月から講習会などを受けてきましたが、書類の発行が3か月かかるや、今度は別な講習や実技試験など受けて、ネットで登録など実はまだ免許が取得できておりません。


オイラが取得している手順を書いてみますと

1,民間講習会で「安全運行管理者、無人航空機操縦技能」を取得(自分の技量のため)  

2,DIPS2.0という国土交通省のHPで、個人のIDを作成して試験番号をもらう。

   (時たまエラーで登録が出来なかった)

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3,無人航空機操縦士免許の実技免除資格があるドローン学校に入学

4,ドローン学校で、実技試験合格 

   (実技試験にはドローン飛行+筆記+口頭回答があります)

5,無人航空機操縦士試験申込システムで学科試験や身体検査その他の申請を行う 

   (ここのHPの作りが悪くて、間違って登録・お金の振り込みをしたら向こうで勝手に

     修正していた) 

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6,CBT検査で試験会場・試験日を申し込む

   (30分50問 80点で合格するまで何度も受ける)

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7,無人航空機操縦士試験申込システムで、「試験合格証明書発行申込」をする

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8,試験合格証明書をもってDIPS2.0で免許申請をする

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9,無人航空機を登録 → 機体認証 (第一種機体認証・第二種機体認証 )

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10、すべて完了して毎回飛行ごとの国土交通省へ申請無で飛行が出来ます

    1等免許+第一種機体認証 → 街中の第三者上空の飛行

    2等免許+第二種機体認証 → 街中の第三者立入管理をして目視飛行


簡単に書きましたが、これ全部やりますと2等免許で40万円ぐらい必要になります。

ましてコンサルさんのように数人オペレータがいますと結構な持ち出しになります。


でも 「1,会社(個人)で国土交通省に許可申請」では、毎回登録や申請をすれば飛行出るのですよね。


さて、無人航空機操縦士免許の必要性が今後どうなるのか? 次第ですね。

IT情報を入れる

早くも台風の影響で、近畿から関東にかけていろんな災害が出ましたが、テレビでその地域の人のコメントを聞いていると

「何十年住んでいるけどこんなこと初めて・・・・」

という言葉を聞きますが、”安全だと思われている自分の住んでいるところの見直し”ということも大事なんだと思います。


土木系の人は”等高線”を読み取ることが多々あるので、どこに水が流れてくるとか地図から知ることができると思いますが、めったに等高線を見る人はわからないと思います。


下の等高線の絵は、国土地理院の”基盤地図情報”から『数値標高モデル』というところからダウンロードして、自分はAutoCAD Civil3Dで作図しています。でもネットで調べてもらえればいくつも取り扱えるソフトがありますので、調べてみてください。

ちなみにこの『数値標高モデル』は、5mごとに高さポイントがあるので、サーフェス、等高線など3次元で地形を取り扱うようにできます。


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災害の話もしたいので、ちょっと水の流れるところを書いてみましたが、「何十年住んで・・・・」というコメントを聞くことがあるといいましたが、このように ”谷” があるということは、過去に必ず雨で侵食、また火山の影響でできた場所です。

でも、たくさんの雨が降れば、必ず尾根より水が多くなることは確かです。


しかし日本の住宅事情を見てみると、このような谷間の直下にも、宅地造成されて家が建っているのですよね。


2014年8月の広島豪雨災害では、たくさんの人が亡くなりましたが、

「あんな街中の団地で・・・」土石流が・・・という感じで、山の谷間下にあった家がたくさん被害になりました。


話は等高線に戻りますが、では調べたい場所は、この等高線のどこ? となりますが、この等高線は座標系(緯度経度)で、出来ていますので、スマホなどのアプリで、地図の中心の座標を表示してくれるものがありますので、調べたい箇所の座標を取得して、CADなどで解析してください。

image オイラはIphoneなので、「平面直角座標」というアプリで、座標値を求めています。(航空写真ですのでもっと拡大できます)

Google Earth Pro で緯度経度を求めることができますが、このアプリは、すぐに座標値にしてくれるので便利です。

実はこれで現地を測量しなくても、おおよその工事の計画や、仮設計画を立てれるようになります。


ということで世の中便利なものはたくさんありますが、自分がどれだけそれを取り入れる力があるかですね。 建設DXではないけど、まずは自分が欲しい情報をがネット上に無いか調べるところからがDXかなと思います。

GWの過ごし方

ゴールデンウィーク(GW)も終わりましたね。今年のGWは・・・”農業”で終わった感じです。昨日雨の中田植えを終えることができて、今朝はホットしているところです。


4月中から米の苗つくりから田んぼの荒代掻き、本代掻き、田植えと小さな田んぼばかりなので、作付け面積のわりに時間がかかる山間部の農業です。


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田植え機も古いので、パワーステアリングもついていないので、力が必要な我が家の田植えなんですよね。(苦笑)


そして今年も親戚の人がお手伝い・・・というか農業体験ということで日にちを決めて田植えをしたので、昨日はどうしても雨の中の田植えとなりました。そして・・・泥落としの自宅BBQで一区切りとなりました。


「もぐらさんはしっかりと休日を過ごされたんですね」・・・と行きたいところなんですけど、連休前に測量したものは「もぐらさん、連休明けによろしく」が、6件ぐらいありまして仕事もやっておりました。


そして連休中ほぼ24時間動きまくっているのが、この機械。(本日も動き続けています)

3Dプリンターでの造形のお仕事が来まして3DCADでモデルを作って作りまくっています。


シングルの作成のプリンターでは間に合わないので、2つ作れる3Dプリンターが活躍してくれています。しかし微妙な設定が必要で、最初のころは失敗作ばかり。

3日かけてプラットホームの温度とノズルの温度と造形の位置などを少しづつ変化させやっと安定した生産ができるようになりました。


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5/24〜26で開催される催しに使われますので会場のどこかでうちで作ったモデルがあることでしょう。


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1/10スケールの水路と集水桝ですね。


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オイラも行きたいのですけど、この辺りは夜勤の測量が入っていまして3Dモデルだけが幕張メッセに行きます。


さて、本日が最終日。それぞれの資料をまとめて明日朝メールや宅急便ができるようにいたしましょう。

≪追記≫
水路モデルを納品しましたら、本当にジオラマに配置された写真が来ました。

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これにバックホウなどが入ってくるそうです。

日立建機のブースでミニチュアバックホウの遠隔操作でこれが使われます。



点群の活用

ゴールデンウィーク。聞こえは良いけどある意味で、「年度末・工期」となって、

「GWまでに・・・」とか「GWまでにコンクリート打設を・・・」などと、工事現場もこんなことになっているのではないかと思いまます。


と、立場は違えどオイラもそんな感じになっています。

今週はある機関に申請書を出していたのですけど、なかなか第一審査に通らずに、通ったのが24日の夕方。そして25日の夕方5時なのだけど、車で走っていろんな行政で書類をとってこないといけないことがわかり、昨日は車で走り回っていました。

そして書面の不具合などが見つかり、最終的提出したのは・・・夕方4時。もちろん通常の仕事もやっていましたのでドタバタの1日でした。

しかし「GWまでに・・・・」が4つありまして、きぉゆも走り回る予定です。


ちょっと先週のお仕事風景を。

洞窟みたいなのですけど、これは道路を横断している、古い水路。でも古い石垣にコンクリート床板を作った形のみで、”橋台の無い橋”ですね。この上の道路を特殊車両(25t以上)の車が走れるかという検討です。


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地上型レーザーを持ち込んで地上と水路内からと点群測量


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断面を切ってみると、


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これは水路の通りで断面を切ってみました。


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この断面を計測してみると、水路天井コンクリートから路面までは測れます。

もちろん昔のように路面路水路内の高さを計測すれば、図面化することは可能ですけど、点群にしておけば誰もが確認できるデータになりますね。


ちなみにこのTrimble X7 は、数メートルごとに連続移動させても、地形の特養点を自動認識して、自動で点群をつないでくれます。なので水路内で2mごとですけど据替て、3分スキャンしていくとこのような小断面内でも点群が作れて行きます。

あとこの機械の良いのが、”水平”に据えなくてもOK。極端には真っ逆さまに吊るすようにしていてもスキャンしてくれます。

良いことばかり書いてはいけないので、実情を書きますと、ごちゃごちゃして、特徴点がある現場はきれいにつながっていきます。しかし大きな造成のように周りには”土”しかないところは厳しいですね。道路でも電柱などがあるとまだつながっていきます。


今日も走りまくります。

2023 建設ITガイド

今年もこんな時になりました。 建設業でも数少ない情報雑誌「建設ITガイド」の発売。


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昔の「CAD&CG」という雑誌はずっと買っていまして、廃版になって新しいCADや機能紹介を取りまとめた本がなくなりました。

実は中身の記事にもCADなどの操作なども書いてあるのですけど、オイラは『広告ページ』を見るのが好きなんですね。(笑)

数は少ないのですけどCADなどの製品の紹介を見て、「あ、こんなソフトが出たんだ」と情報を入れておきたいのです。(昔っから)


さて今年中身はBIM/CIMの話が多いのですね。BIM/CIMも小規模工事以外は2023年(今年)から適用になってしまいましたからね。

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現場からも特記仕様書に書いてあるためか、

「もぐらさん、こんな工事を請けたのですけどどのように進めて行けば・・・」

という問い合わせが来ています。それも県工事でも。


そこで若い職員さんなりに勉強をされているのですけど、

「こんな複雑な3Dをモデル作って〇〇して・・・」と話が来るのですけど、何事も一度は経験してみないといけないのですけど、”3Dモデルで恰好いい書類を作る”のは、ソフトメーカーの営業用のページですからね。

オイラは汚いモデルでも正確なものを作成して、工事現場の測量や手戻りが無いデータを作って、現場が楽になる3Dを目指すほうが好きですね。

発注者は、どちらを評価されるかわかりませんが、3Dの活用する目的は、

「ものつくりを効率よくするアイテム」ですからね。


きれいな書類を作っても現場は楽になりませんからね。


オイラも外注されてお仕事をさせていただいていますが、数回その会社さんに行っていますと

「そろそろ自社で・・・」と言って自社職員さんが自力してくれるようなサポートに回ります。


現場の人が3Dを使う理由はいろいろとあるでしょうが、何事も”便利”でないと使いたがらないものです。その便利を一緒に探していくことは楽しいですね。(笑)

スマホスキャナー(LiDAR)

先週から本格稼働となったのですけど、そのうち2日間は”夜勤の測量”となりまして、週末は眠かったこと。体がなかなか元に戻らないものです。(年のせいでしょう)


現場はJRの山陽本線内に客車が終わった0時ごろから線路内に立ち入って、新しい線路中心位置に杭を打っていくお仕事です。

年明けに山手線の渋谷駅の工事が大きくニュースになっていましたが、オイラがお手伝いさせてもらっているこの工事もこの4月には、一晩で約3kmを大きく線路を切り替えるところになります。ここは山陽本線でも4車線になっていることもあり、今回はその1つの切り替えとなります。


  (広島市提供写真)

夜間測量していても、貨物列車はずっと走っていますので、通過するごとに退避や中断することがありますので、思ったように測量できないのですね。ましては踏切あたりの測量となると。

線路内に基準点測量をして、車に戻りすぐに補正計算を行って新座標を作っては、杭打ちとなるので結構ヒヤヒヤもので仕事をしております。もちろん現場は真っ暗なのでライトを照らしながらのお仕事です。


さて、前置きが長くなりましたが、今回は線路の現況横断を作成もありまして、平板ソフトを使用して平面図に横断方向で観測していくのですけど、現場を確認するためにiphone(スマホ)の『LiDARスキャナ』を使って現場を点群にして帰ってきました。


iphone 12 PRO からは LiDARが装備されていますので、アプリを入れると点群を作ることができます。


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今回使用したアプリです。


オイラは2年前から使用していましたが、地上型レーザースキャナーも持っていますので、LiDARスキャナを使うのは”ちょっとしたメモ”で使用しています。

”舗装などで使う・・・”などいろいろと実験してみましたが、きちんと精度が出ないので、ほんとメモとして使っています


ライトを照らしながら横断方向に移動して1分でこの程度の点群ができます。


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スマホからLASファイルに出力して、パソコンの点群処理ソフトに取り込むと、このように断面を切り出すこともできます。(あくまでも簡易で)


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TSで観測したデータで横断図を作成し、点群で確認するという具合になります。


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いつでも計測できるのでしたらこんな手間はかけないのですけど、また夜勤で列車見張り員を付けて再計測することは時間とお金がかかるので”保険”としてです。


写真では距離を測ることはできませんが、これなら色とか寸法を簡易で測れるメリットはあります。


iphone 12 PRO は当時10万円ぐらいでしたが、iphone 14 PROは15万円。簡単に携帯電話を変えることができなくなりましたね、(苦笑)

丁張板の活用

先週末の記事を前回書きましたが、もう一つやったことがありますのでちょっと記事に。


以前は仕事で丁張仕事もやっていたのですけど、マシーンコントロールなどで、大型土工や床掘などはバックホウのマシーンコントロールが増えてきました。


今回は雨水や湧水を流す管路の床掘のマシーンデータです。


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結構延長があるのですけど、マンホール設置個所と管路の床掘を作っていました。現場の方は初めてこの”バックホウのマシーンコントロール”を使われまして、

「とても楽になりました。そしてこんなに正確に掘れるなんて思ってもいませんでした」

という感想でした。


で、本当の書きたかったことはこれから。

数カ月前からかみさんからあるミッションを出されていたのです。


『押し入れに入れる棚を作ること』  


コンパネを買ってきて作ろうかな〜と考えていたのですけど、このように”丁張レス”になりだしまして、買い込んでいた丁張板の出番が無いのでこれを使って週末は工作をしていました。


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できたものはこちら。丁張板10本使って100円×10本=1000円

いや〜、丁張板って結構安いのですよね。これをコンパネで作っていたら2枚で3000円ぐらいかかりますからね。

「丁張板は表面がザラザラでしょ!」 と思われますが、電動サンダーを使ったら簡単に高級な杉板になってくれます。

そして丁張杭。これも1本100円ぐらいで買えますので、これも”角材”として使えます。


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で、押し込みへ納品されミッション完了。


最後に一言。以前は掘削の丁張など自動追尾TSで1人で1日に20か所ぐらいはかけていましたが、数年前にちょっと頼まれまして、丁張かけたのですが・・・コツと暗算に手間取って悲惨な結果になりました。やはり”いつもの慣れ”は大切です。

街中の空撮のお仕事

今週は週初めより遠方に行っていましてブログの更新が滞っていました。途中まで書いては予定の時刻となり移動するなどで結局投稿できずじまいでした。


さて、今週初めより関西方面で法務局関連の業務で空撮の仕事をしていました。


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まずは評定点の作成。国土地理院に登録されている”2級、3級基準点を事前に平板ソフト(TREND-FIELD)で平面図を作成しておいて、GNSSの誘導の元その基準点に行って、確認の計測です。


基準点だけでは足らないところには新点を作成して、マーキングです。 

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今回は住宅密集地域上を40haの撮影でした。


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機体はこれ。MATRICE300 RTK。カメラはZENMUSE P1に50mmレンズ搭載。


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送信機の画像を大きなモニターに写して、監視員の配置や飛行エリアの確認をみんなで行います。

なんにしても今回は鉄道の上空も飛行させることで、1か月前から鉄道会社と協議を行って、飛行許可をもらいました。

離発着場も、市役所に申し出て公園を貸し切って行いました。


工事現場ならちょっとした広場から飛ばせれるのですけど、街中では離発着場もきちんと決めておかないと飛行でできませんね。


ではどのぐらいの画像が撮れるのかを検証。


上空140mから撮影。赤丸の中を拡大しますと・・・

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このぐらいの映像が撮れます。


80m上空からだと・・・

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このぐらいです。あまり大差は無いように見えますが、小さな測量ピン(評定点)を写すには100m前後で飛行を行いたいところです。


何とか6時間かかって完了することができましたが・・・・緊張の連続ですね。街中なのでいろんな電波障害があり、通信機とUAVの電波が切断されることもしばしばで、電波がつながる箇所に移動したり飛行ルートを変更したりと、やはり”魔物”が存在していました。(苦笑)


さて、この法務局関係のお仕事はまだどこもやっていない手法で、全国でも広島の会社さんだけでオイラはそこからの依頼で空撮をしました。このシステムが市販で出ると、地籍調査は格段に効率よく仕事ができるようになるそうです。

舗装の出来形観測

今週で8月も終わり。 「まだ夏休みだったんかい!」と思ってしまいますが、お盆のころのあの異常な暑さ。誰もが勉強なんてする気の起こらない暑さでしたね。

それが昨日から朝晩が涼しくなり、昼間も30℃と涼しく・・・・って、30℃で涼しいと言っている事態オイラも異常なんですけど、でも”恐ろしい夏を乗り越えたな”と、思える暑さになりました。


先週は暑さの締めくくりに、アスファルト舗装が終わった後に路面の出来形管理ということで、地上型レーザースキャナー(TLS)で路面を計測して歩きました。(路面の暑さは尋常じゃない!)


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路面の出来形管理というのは数mmの誤差を調べるものであり、計測する側も慎重になりますね。

そこでTLS観測とその後処理の注意事項を少々書いてみます。


この写真に写っている機種は、ノンプリズム方式のタイプとなり、機械設置も360℃プリズムを使って通常のトータルステーションと同じ精度になるとされています。

測距距離も600mと遠くまで計測できます。しかし・・・・これが問題なのです。


路面へのレーザーの入射角という問題もありますが、2級トータルステーション(TS)による出来形管理においても、TSから150mまでが計測してもよいという規定になっています。


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しかしこの機械はどうしても600mぐらいの点を取得してしまうのです。

そこで点群処理できるソフトでTLSから一定の距離までのデータのみにしてやる必要があります。


実際0.01m2に1点という密度で計測していかなければならないのですけど、遠くから取得した点が混ざってしまうと、精度も落ちてしまいますので、このようなデータ処理が必要になります。

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ソフトによっては自動でできるものもあります。ちなみにオイラは約25mごとにTLSを移動して観測していますので、30m以上の点群は削除するようにしています。


しかし・・・こんな出来形管理って必要?と思ってしまうオイラでございます。(苦笑)

路面調査

6月も終盤に入ってもほとんど雨が降っていなくて外の仕事はやりやすいのですけど、

「そういえば今年梅雨に入ったんだっけ?」

と今年は梅雨が無い?!のか?とネットで調べたら中国地方は6/14ごろに梅雨入りしたことになっていました。朝から気象庁の心配をしていました。(笑)


さかのぼるところ今月の初め。ある建設会社さんの工事でこんな仕事をさせてもらいました。


  ≪Mission≫ 道路の路面調査をUAVで


今回は約2.5kmをUAVで飛行して地上を撮影しました。


手順は

1)基本測量+工事用基準点を100mごとに歩道に左右に設置

2)飛行計画+関係周辺・役所へ許可

3)飛行

4)解析


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この道路は国道で、交通量は非常に多くUAV写真からオルソ写真(ゆがみのない連続の写真)を作るにはまずは”車を写さない”ことが大切ですが・・・まず無理ですね。


出来上がったオルソ写真にはこのように車が写ったものが出来上がってきました。

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それを点群・オルソ写真作成ソフトで写真を操作しますと・・・・


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このように車を削除して、路面が確認できるようになりました。必ず車が写りこむことを想定して、飛行ルートや撮影方法を考えて飛行していました。


ちなみにこの写真は地上70mから撮影しています。


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小さな測量ピン+白笠をつけて、100mごとの基準点を作成していましたが、このようにオルソ写真でも確認出来て、計算上誤差は全線基準点で数mmで作成されています。

ちなみにジオタグ(緯度経度情報付き写真)で作っていますので、写真をCADに取り込むだけでこのように正確な位置に張り付いてくれます。(いっさい手直しはしておりません)


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このUAV撮影で得られるデータは

 1)路面ひび割れ調査

 2)線形の作成

 3)道路幅員

 4)路面断面(この後TLSで測量していますので、どれだけの誤差があるか確認中)

 5)現況の平坦性


image(点群)


ちなみに今回作成した写真データ容量は35GB。

これをどのように取り扱うかが決め手ですね

現場を三次元化することでコストを落とせるか?

梅雨も近づいて天候を気にしながら仕事をしなければいけない時期になりました。

測量機は雨は弱く、壊さないように・・・雨の中で使っています。(苦笑)

しかし雨の中で測量機を使っていますと・・・人間の方が先に壊れてしまいますのでほどほどにしています。


と、現場仕事と大きなデータを取り扱うことが多くなりまして、思わぬ時間を費やしてしまうことが増えてきました。


先日は大きなデータをサクサク扱えるパソコンが現場にないということで、プレゼンのお手伝いで会議に参加させてもらいました。


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点群だけなら点を間引いてそれなりに低スペックのパソコンでも取り扱うことができるのですが、”複雑な3Dソリッドデータ”があるとそう簡単にはいかないのです。(ソリッドを分解してサーフェスにすると少しは軽くなりますけど)


この写真データはモデルと点群を合わせたものでして、メモリーが20GB以上必要になっていましてノートパソコンで16GB以上入れてあるものは非常に少ないものです。


それよりも3Dデータをプレゼンに使うことって結構難しいものです。3Dモデルをクルクル回して見せるだけでしたら、現場の3次元化は意味がないものです。


オイラが思っている現場を3D化にする理由は・・・

1)3D化にすることで設計図面の構造・形状に不備がないか確認できる

2)現場に行かなくても、3Dで必要な寸法を測り、計画をすることで早く対応する

3)数量の算出

 など

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何もかも現場の職員だけでは3D化する時間がないかもしれないので、分業ということで3Dモデルや現場内の点群作成はアウトソーシングでもよいと思いますが、現場のかたはそれを使い切って現場のコスト縮小に努めなければ、現場の3D化は無駄になるでしょう。


では3D化することでどうやってコスト縮減・現場の効率化に持っていくかは人それぞれですが、オイラが思うところでは、きちんとした形では無いところだと思います。


1)リスクアセスメントへの活用

  (安全を持ち出すといくらお金がかかるかわからない)

2)現場職員の完成へのイメージ作り

  (モデルを見て製作に関する問題点や完成への知識を入れる)


などですけど、もともと設計図面が作成されている施工現場では、お金を落とすための3D化は少ないと思います。でもコンサルタント会社みたいに公共工事などの計画をする際には、施工会社のロスにならない(施工手順や工法)で、この3D化にすることで、コスト落とすことは十分にできることでしょう。


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なので、施工現場で3D化する必要性といえば・・・・


3)発注図面の正当性や、コンサルタント会社が作成した仮設計画が本当に良いのか?

  を調べるために使用

  (「発注図面なんて信用していないよ!」発言になってしますが(苦笑))

というところでいきますと、施工現場でもコストを落とすために3Dを使うメリットはありますね。


最後にですけど、これはオイラの個人の感想でして、公共工事への3D化目的とは違うことがありますのでご了承を。

現場の3次元化

今週もずっと現場続きで、春を通り越して夏になったと感じる日々です。(苦笑)

今週は『駅のこ線橋3次元化』のお仕事と、『2km現道の基本測量+舗装修繕の計画用測量』という感じで、体力勝負のことばかりです。


で、最初の「駅のこ線橋3次元化」で、お知り合いにも応援に来ていただいて地上型レーザースキャナーを3台導入して計測してきました。


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駅のホームに入って測量ができればもっと楽だったのかもしれませんが、お客さんがいるところでの仕事はダメということで、すべて一般道から計測しました。


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細かい箇所も結構あるので機械の据替も120回ぐらいになっています。


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このこ線橋の修繕工事において、電気が通っている架線とのクリアランスや、個人の家の中へ足場などを設置する際のシミュレーションとして、点群を活用していくための3D化です。


最近このようなUAVなどもですけど、3次元化にして計画をすることにより、工期短縮とか”失敗のない計画”で、工事を終わらすことができるようになり始めました。

今年初めに仕事として舞い込んできたのが・・・

「都市高速高架橋の修繕計画を4Dで行う」 

(4D = 現場を3D化して時間をつけて3D画像で工程を作成)

ものでしたが、なにぶん零細企業でしてこんな大きなことをする機動力を持ち合わせておりませんので、行ってくれる業者の紹介でお断りさせていただきました。


しかし公共工事において、工事を発注する段階のコンサルタント会社で、きちんと施工工程を考えて設計を行うことは絶対にコスト(費用)を抑えれると思います。


あるコンサルタント会社の設計している人は

「うちはマニュアル通りの計画をするだけです。施工方法は建設会社さんが考えるものです」


と言った人がいますが、結果的にまともに施工できない構造物を作るようになっているので、現場では仮設物の変更だらけで結局いらない税金を投入する羽目になっている現場もあります。


土木工事においてもきちんと計画をしておけば施工もスムーズにいけば、人間かかかわる量が減って、利益も出るものです。あと「安全」に関してはどれだけコストかけるかは、現場の人次第です。危険度というものは数値では表せないですよね。 ”各自の気持ち” で数値は決まりますのでね。


点群にすることは機械がやってくれるのですが、これから現場の人が使いやすいデータに作り替えていくのがオイラのお仕事。3D化にしても現場の人が使えなかったらダメですからね。

「現場でオイラがこの点群を使うにはどうする?」を考えて納品するつもりです。
(でも簡単にはできないですよ)


Trimble X7

連休明け。「休んだ・・・」という感じは全くなかったのですけど、家のことをしているのも”気分の切り替え”ということで休んだのだなと感じます。

この連休は3年ぶりに 「人の行き来」 が、多くて、少しコロナが”一般化”になったんだなと感じることができました。”恐怖” → ”注意をして”になり、新しい生活環境で前の賑わいが返ってくることを期待します。


さて、今週も最初からハードルの高いお仕事をやっております。

連休前に新しい機材がやってきました。


Trimble X7


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地上型レーザースキャナーです。


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以前のは Trimble SX10 。 どちらも一長一短ある機材ですけど、世の中が3Dの取扱いが増えてきましたので、追加導入しました。


ちょっとこの2機種の違いを列記してみます。


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他社のもいろいろと良いものはあるのですけど、トータルステーション(Trimble S7)と、どれも同じバッテリーが使えるというもの、選択のひとつでした。


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初めて使い始める現場で・・・1日に80か所ぐらい据え変えながらスキャンしてきました。


機械はは別タブレットから操作できるので、このように梁に置いて使うことも。

(優しく取り扱っています)


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新たな測量を行っていきます。

UAVによる測量

「5月の連休前であるが、この1週間の使い方で工事は大きく変わる。」

と、オイラも現場代理人だった時には、連休までの追い込みや予定工程の死守には気分を使ったものです。

現在でも同じことではありますが、コンクリートの長期養生ができるということで、連休前にコンクリート打設の工程を組むことが多かったですね。


最近は現場からデータをたくさん取っておいて連休中に・・・・って、もうブラック企業まっしぐらの工程です。(苦笑)


工事開始の時期ですので、UAVによる起工測量へも声をかけてもらうのですけど、点群の作成は奥が深いものです。


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こんな谷間の箇所で、UAVでの撮影では、基本、プログラムでの撮影ですが、立木・枝などで山側の撮影ができないことが多いです。

(ちなみにここは高度100mでも立ち木にあたりそうになり緊急停止しました。)


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それならTLS(地上型レーザースキャナー)で測量すればいいじゃん!

という思われることもありますが、やはり工事をするに、オルソ写真(ゆがみのない平面写真)が欲しいですよね。TLSでは色が悪いのでオイラは好かないのです。(苦笑)


そこで立ち木の下を撮影するために、UAVの高度を落として「斜め写真」を追加撮影しています。撮影方法やマーカーの置き方にはちょっと”慣れ”が必要ですが橋の下など斜め写真を追加することで、TLSを追加で行わなくても地盤測量はできますね。


4年前に西日本災害時に、山滑りなどで木など転倒していて、地盤を撮影できないので始めた撮影方法です。

基本公共工事の際は、真上から撮影した写真のみを使用して土量を算出していますが、3Dモデルなどを作成する際は、斜め写真を入れてどの向きからでも見てもきれいに見れる点群を作成しています。


今ではUAV測量に”斜め写真を入れたほうが精度が高くなる”という、研究成果も出ています。


斜め写真を入れることでこんな精度の違いも出る現場もあります。


写真による点群作成は、このように川の水面と橋には高低差があり、通常真上からのみでの撮影ではきれいにいかないものです。


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線路がグダグダになります。


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そして真上から撮影した写真にこのような斜めから撮影した写真を数枚追加します。


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すると・・・線路がまっすぐなオルソ写真が作れます。


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注意事項は、斜めになるので被写体との距離や明るさの違いが出るので、絞りやピント調整は必要となります。うちのUAVは高精度GNSS内臓なので、どの位置から斜めに写真を撮影したか写真に記録されるので良いですけど、通常のUAVは斜め撮影でも写真の重ね(ラップ)をきちんと考えて行わないときれいな点群にはなりません。(ちょっとマニーかな)


では有意義なUAV撮影LIFEを。(笑)




コンクリート打設

春めいてきましたね〜。今週も晴れの日が多く仕事日より?となりますが・・・何かと追われています。(苦笑)

しかし農業もしていますので、昨日はこの地域全体の溝掃除に出て、苗を作る準備に田んぼの荒起こしをしておりました。

と、ここまでは予定通りだったのですが・・・仕事のデータBackUp用サーバーのHDDが飛んでしまい昨夜からデータ移動・コピーをして現在進行形です。

 

そんなこんなで時間を押しているのですけどブログは通常通りで。(笑)

先月またつまらぬものを作ったので紹介を。

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高さ5cmのコンクリート製のテトラポットです。

これまでに3Dプリンターでちっちゃなものを作っていましたが、やはり本物コンクリート作ってみたく型枠を作成してみました。 

 

時たま酔って夜中にAutoCADで3Dデータを作って遊んでいまして、2月ごろに3Dプリンターで作成していました。

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組み立てるとこんな形になります。

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ホームセンターで補修用のモルタルを買ってきます。

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型枠に流し込みです。

型枠には剥離剤を塗っておきます。今回は車ワックス用のシリコンで代用しました。

 

型枠に水と混ぜ合わせたモルタルを流し込み五分釘でバーブレーター代わりに締固めをします。

水セメント比が大きくならないことがコンクリート強度の要です。

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ブリージングが起こりますので、しばらくはモルタルを継ぎ足したり、釘で上のあたりだけを締固めます。

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一日おいてバケツの中に入れて水中養生。

 

3日目に脱型して完成です。

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コンクリートの3Dプリンターが出てきているのに「流し込み型枠」を作るなんて遅れていますかね?(笑)

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もぐらくん

サラリーマンを辞め、田舎に住み、測量・土木一般の図面の出張サポート会社をやっています。
土木の3次元データ作成なども始めまして、まだまだ土木の発展を信じて仕事をしています。

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