気付けば・・・12月になっているじゃないですか。それも半分まで来ている。何をボケたことを言っているんだいと言われそうですが、10月末から目の前の仕事・行事をこなしていくことばかりで、余裕はなかったです。
昨日で今年予定していた夜勤仕事(撮影)を終え今朝はちょっとほっとしているのと・・・疲労の蓄積が体を襲っているのがわかります。
しかし、今年中にマシーンコントロール(バックホウ)の3Dデータを3現場、1月初めに3現場仕上げないといけないので、内業をうかうかしておけないのが現状です。
最近3Dで起工測量を行うことが多いのですが、従来の横断などを計測することもやっていますが、測量屋さんによっていろいろな計測方法があるのですが、その種類をつづってみます。
横断測量その1
基準線(中心線)に杭を設置して、そこにトータルステーションを設置して横断方向に望遠鏡を回して横断地形を計測する。
トータルステーションにソフトが入っていれば、帳票やCADで横断を描いてくれるSIMファイルが作れる。専用の測量ソフトが必要にもなります。
横断測量その2
トータルステーションはどこでもよいのですが、事前に中心杭、横断方向の左右に杭があればその3点を計測して、そののちに横断地形を計測する。つまり放射で横断計測を行う形です。
トータルステーションにこのソフトが入っていないと専用の測量ソフトが必要です。
横断測量その3
3次元設計データを使用して道路線形を作り、トータルステーションにそのデータを入れて放射で横断を計測する。その時にはトータルステーションには、プリズムが計測測点の横断とどれだけずれているか表示されます。
土木工事で”トータルステーションを用いた出来形管理”が作れるソフト・管理できるソフトがあるとこれが出来ますね。
これもSIMファイルができるので、土木用CADで取り込むと自動で横断図が描けます
横断測量その4
測点の横断方向に適当に計測して、座標値(XYZ)を計測して、平面図にプロットします。
専用CADソフトが必要にはなりますが、手軽に横断図が作れるので何かの時には役立てれます。ちなみにオイラは平面図座標を取得したデータからExcelで横断図を作成するアプリを作って横着をしています。(笑)
UAVやTLSで3次元で取得すると、現場は早いかもしれませんが、後処理(事務所仕事)が多くなるのと高価なソフトが必要になります。でも従来の横断計測では、『計測した横断箇所』しか使う事はできませんが、3Dにしておけばどの方向からでも横断図を作成できるので、工事を進めていく中で有効に使うことが出来ますね。
最近「土量は3次元から・・・」という事が多いのですけど、土質(岩質)や盛土形状(盛土幅)を算出することはまだまだ横断図に頼る形となります。
3D化することで複雑化になるのでしたら、従来の横断図から数量算出方法は、今後も残っていても良いかと思っている、もぐらでございます。