もぐらくん

田舎に住んで公共工事のお手伝い。現場管理からCIMまで現場の実情を記事にします!!

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プリズムポール用水平器

9月になってしまいましたが、夏がまだ続いています。例年は8月末になるとちょっと涼しくなるのですが、今年は30度を超える日が続いているのも困ったものです。


また変なものを作ってしまいましたので紹介を。


最近地上型レーザースキャナーを使うようになり、”後方交会法”を使って測量機を据えることが多くなりまして、プリズムの設置がシビアにしなくてはならなくなりました。


後方交会法とは、測量機を適当な任意に設置し、2つの基準点を距離と角度を計測することで、測量機の座標値XYZを取得して機械設置すること。

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また最近構造物の出来形を計測しているので、数mmを気にしだしまして、プリズム設置がもっと楽に精度よくできないものかと考えていました。


そこで、まずはプリズムをきちんとまっすぐに立てることを考えました。これが通常プリズムポールにつけられている”気泡水平器”。


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これでも通常は問題ないのですが、もっとシビアに設置したいと思いまして、縦横単独の棒型水平器が使えないかと。


またまた変な虫が動き出しまして、こんなものを作ってみました。


『縦横独立型プリズムポール用水平器』 (べたな適当な名前だ・・・)


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手順は土台作りから。オイラのおもちゃになりつつある3Dプリンター。 ノギスを片手にAutoCADで形作りから。


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で、水平器と取付マジックテープの調達を、お得意の100円ショップとホームセンターで。


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物を粗末に・・・するわけではないので許してほしいのですが、まずは水平器を分解ですね。


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でもこの100円水平器。5つ買ったけどどれもバラバラの水平が表示されます。ダメだね。

オイラの手で立派にしてやります。(笑)


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土台の作成。固く精度よく作りたいので時間をかけて出力。これで7時間で作成です。


いろいろと土台を考えたのですが、2つの水平器を取り付けると比較的大きくなるので、このように水平器を差し込むところを1か所にしてみました。


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水平器の微調整ができるよう、タップでネジを切りネジ穴を作ります。 基本3Dプリンターで造作しますので、100円ショップの水平器よりは精度は良いです。(笑)


で、以前の丸い気泡水平器と今回の水平器の確認を。


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通常の丸い気泡水平器では、気泡の見方によって、2,3mmずれることが判明。今回作った水平器では、気泡の見方が水平がわかりやすいので1mm程度の誤差で収まることも判明。


自分で作ってみられる方はファイルをダウンロードしてやってみてください。 

3Dプリンターデータ stlファイル

CADデータ  DXFファイル(2000形式)


耐久性はどの程度あるかわかりませんが、精密機器の取り扱いでお願いします。(笑)

3Dプリンターの活用

仕事始めとなる今週は忙しかったですね。現場が休みのうちにせっせと作成したデータをメールしていまして、案の定問い合わせ電話と修正の嵐でした。

今週も3連休・・・・と、ラジオで入っていますが、おそらく工事現場はお正月の長期連休だったので休みは1日のみかな?


その長いお正月でしたが、年末にやってきた3Dプリンター君。少しづつではありますが、癖が分かり失敗が少なくなりました。


早めに作ったモデルはこちら


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??? だと思われますが、重要なものなのです。

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実は原材料のPLA(ひも状のプラスチック)を取り付けるリールサイズを間違えて、ハマらなかったので、リールを取り付ける部品を作りました。(苦笑)


それと買う前から作ってみたかったものが、土木工事ではおなじみのテトラポット。


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テトラポットのHPを見て3DCADで作成してみました。


そして本来の目的のものもまだ失敗はしますが、試作品ができました。


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一見何かわからないでしょうが、V型の砂防堰堤の床掘のイメージモデルです。

構造物が複雑で、床掘の小段や法面の形状がなかなかわかりにくいと思って3Dモデルを作成してみました。ここの現場はバックホウのマシンコントロールでこの床掘にチャレンジしており、データを作成しているオイラはどのようにして現場の人に説明できるかと考えていましたが、3Dプリンターに白羽の矢が当たったわけです。
モデルは小さいけど、実物は幅100mの砂防堰堤です。


ネットでいろいろと調べていたらテトラポットの3Dモデルが見当たらなかったので、3DDXFに変換してここに置いておきます。


2T型テトラポット (AutoCAD DXF2010形式)

「tetora.zip」をダウンロード 


遊んでみてください。

ゼッケンベスト

またつまらぬものを作ってしまいました。
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A1プロッターを使ってゼッケンベストを作成しました。
ドローンを飛ばしているときに、”不審者”に間違われないようにきちんと仕事としてアピール出来るかな〜と考えまして。
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作り方はまずはA1プロッターが必要ですね。 最近CADデータも印刷するのはA3用紙ぐらいでプロッターを持っているところが少なくなりました。
次に ”布” ですね。
オイラはこちらで布を買っています。
高橋商店
Epson・Canonプロッターの専門店ですが、ロール布の芯が3cmと2cmがありますので、自分のところのプロッターがどれが対応しているか確認しておかないといけません。
印刷が終わるとカッティングですが、ハサミで切り取りますと端部から”ほつれる”ので専門のコテがあるのですが・・・オイラはハンダゴテでやっています。
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そして腰部分のひもの代わりに、マジックテープを(100円ショップで)
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やってみたいと思われる物好きな方は、下記のリンクから参考にデータをダウンロードしてどうぞ。
「イラストレーター」データ(CS2形式)をダウンロード
「AutoCAD」データ(2000形式)をダウンロード
使用した感覚は・・・ちゃんとした製品を買われる方が良いです。(笑)

横断図自動作成

トータルステーション(TS)を使って現場で横断測量することが多くなりましたよね。
そこで数年前にExcelでTSデータを成果簿に書き、そのままAutoCADに作図出来る様式をこのブログで紹介しましたが、新しいバージョンのAutoCADでは使えないエラーが出ていました。
オイラも2年前にやっとAutoCAD2011にして気づきました。コメントに「作図できません」と入れてくださったのですが、なかなかリリースすることに至っていませんでした。

調べるとAutoCAD2008以降のあたりからそれまでに使えていた言語が使えなくなっていまして、こんなエラーが出ていました。

なので動くようになりましたのでリリースすることにしました。
(前からなのですが、計算方法や追加距離の入力でうまくプロットできないこともありますので失礼します)

※Excelの様式ですが、マクロを使えるようにしておいてください。

観測手簿にセンターからの追加距離・前視・ミラー高を入力します。
そして共通作図要素で、基準高(DL)を決めてください。

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AutoCAD転送画面を起動を押します。

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CADへプロットするのに現況線のラインのみか測点ポイントもプロットするか決めます。

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そしてAutoCADのコマンド部分をクリックして ”右クリック”→ ”張り付け”を行いますと、

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こんな感じにCADに作図してくれます。

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今回修正するに当たり大きな変更箇所は、作図する情報を自分で付けられるところですかね。
レイヤ名、線種、線幅、線色が自分で決めて作図することができます。

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ダウンロードはこちらから無料でどうぞ

「AutoCADPlot202.zip」をダウンロード

(AutoCAD2008〜2011までは点検しています。)

そしていつもと同じですが、とことん使いこんでいませんので、使う人の責任においてご使用ください

除草作業の報告書(案)

だんだんと暑くなりだしましたね〜。

オイラの事務所から見える山々も青々として
「環境にいい時期だな〜、しっかりと光合成をしてくれよ!」
と言いたくなるような青さです(笑)

でも、このような植生物が大きくなることを望まないところも有るのですよね。

     s-0806250001.jpg

そうです、道路脇の草が道路管理者としては望ましくないのですよね。
どんどん道幅が狭くなって走りにくくなります。
(この写真の道路は特別狭いのですけど:笑)

この時期土木屋さんで除草作業を請けている会社は大変でしょうね。
道路管理の延長が長ければ、全部刈り終わる頃には、最初に刈った場所が
草ボウボウとなっています(笑)

そんな土木屋さんも伐採面積をきちんと整理する為には、平面図と展開図が
発注者より求められるはずです。
CADで平面図と展開図を描いてExcelで面積計算をする。
こんな資料を作っていたら大変ですよね。

そこで今日はExcelだけで平面図と展開図を作る報告書を紹介します。

s-jyosouheimen2.jpg

Excelに平面図をスキャニングして貼り付けて、そのサイドに展開図を描く。
そしてその上下に延長を記入しておけば完成です。

      s-jyosouheimen1.jpg

Excelを使う利点がもう一つ有ります。延長を”自動集計”などを使うことで、図面内で
計算も出来ますよね。

見本でExcelファイルを付けておきます。

     除草平面図・展開図」をダウンロード

非常にシンプルです。このほかにも”Excelツールのカメラ”を使って面積表も1枚に
収めたりも出来ますので頭をひねって使ってください。(笑)

CAD製図基準の作図(AutoCad編その2)

昨日に続きAuto CadCAD製図基準に沿って図面を描くことを

目的としてオイラなりの作図方法を投稿します。

 

Adec’Kさんがコメントを付けてくださいました。

自動でCAD製図基準の画層を作成するものを作られています。

そう、AutoCadは汎用CADであるので、命令文を付けた数式で、

AutoCadを操作することが出来るのです。

(このあたりは今後書くこととしましょう)

しかし、CADは自動化にする道具なので、自動化できるところは

きっちりと自動にして、余った時間は現地との取り合いなど詳細に

照査しましょう。(笑)

 

CAD製図基準の画層(レイヤ)をすべて作ったらそれに属する線を

作図します。

 

文字を書いていても説明しにくいのでサンプルを付けます。

  

    「CAD製図基準のもぐらテンプレート」をダウンロード

            (AutoCad2000形式)

  

 

線1本ずつには情報を持っています。

その特性を使い新規図面を作成します。

 

また図面枠もS=1:100をこのたび見本にしていますが、各種の枠を事前に作っておきます。

(レイアウト印刷を使う場合もありますが、このたびは他のCADへの互換と考え

 モデルでの図枠作成としています)

 

もったいぶるのでは有りませんがこのテンプレートの使い方は後日に。

2007年版の日誌はいかが?

今年の仕事が始まって10日あまり経ちましたが、個人の業務日誌を

つけられている人も多いかと思います。

オイラもその1人ですが、本屋等で売っている日誌はしっくりとする

物が無く、昨年は日誌を買ったもののほとんど使いませんでした。

Excelで表を作成し使っていました。

 

一時日誌をパソコン内で書いていましたが、やっぱり手書きメモが

楽に感じ出し、日誌を選んでいます。

(電子手帳を使ったことがありませんので、その良さが分かりません)

 

そこで今年は学生の間に使っていた“ルーズリーフ”使ってみることに。

 

白紙の用紙を購入して、Excelで作ったものを印刷し使っています。

続きを読む

現場視察から観光に

前回は書いた話の続き・・・・

(忘れたころに書いてしまった)

島根県の津和野といえば蒸気機関車が走っている山口線があります。

 

遠路はるばる現場を見に行くだけではつまらないので

子どもたちもつれて一時放牧に行きました。

 

我が家のだんご3兄弟たちの仲はいいほうだと思っています。(親ばかかな?)

自宅でもウルトラマンごっこやヒーロー者ごっこをして遊んでいます。

その中でも中1になる長男が子守をするためにウルトラマンごっこをしている

と思いきや、筆頭になって遊んでいる姿を見るとレベルの低さに少々???が

感じられだしました。

こんな3人であるため行く道中でもきれいなところや観光名所付近を通ると

「外を見てみろ、このあたりの橋は○○五橋と呼ばれきれいなんだぞ。

 今右を見てみろ!すごいだろ!。きれいな大きな橋だったなぁ。」

少しして

「お父さんなんか言った?」

「・・・・・もう知らんわ!」

と、このように一向に聞く耳持たず、車の後ろのほうで好き勝手なことをして

遊んでいました。

以前工事した現場に付き、法面が崩壊しているとの未確認情報の場所を確認したが

工事完了時と代わりがなく間違いだったということで安心して津和野観光に

行きました。

 

せっかくだからSLに乗せてやりたいなぁ。と考え津和野駅に行きSLが来る時間を

見ると、一つ前の駅まで行けば乗れる時間であったため、10分ほど車で山口方面に

向かい、途中乗車させてもらうことが出来ました。

(実は完全予約制でしたが、お願いして乗せていただきました。・・・感謝

 

蒸気機関車といえば前田建設ファンタジー営業部銀河鉄道999

まだ見ていない方はこちらからどうぞ。

(オイラは非常に気に入っています)

 

子どもと母親がSLに乗り、オイラはSLを追っかけることに。

SLから降りてきた子どもたちは非常にうれしそうでした。

(つれて来たかいがあったな)

しっかりと証拠写真を撮っておかなければとひたすら写真を撮りまくっていました。

 

仕上げは願成就温泉でのんびりとさせていただきました。

 

ちょっといいアングルで取れた写真があったので掲載します。

 機関車 SL

 

 

 

 

 

 

 

 

あと壁紙カレンダーを作ってみました。

 山口SL 1280×1024

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もぐらくん

サラリーマンを辞め、田舎に住み、測量・土木一般の図面の出張サポート会社をやっています。
土木の3次元データ作成なども始めまして、まだまだ土木の発展を信じて仕事をしています。

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