もぐらくん

田舎に住んで公共工事のお手伝い。現場管理からCIMまで現場の実情を記事にします!!

データの整理方法

現場での書類のまとめ方法(案)

公共工事の現場でのサポートに行き、雑談の中でCALS/ECのいきさつや、方向性をお話しすることがよくありますが、「今後どんな方向に向かうのか?」を話をした後で、現場の職員さんの大半は

「ついて行けんな!」

と一言。

現場の施工に関して、電子納品などはあまり重要性を感じておられないのが現状でしょう。現場の人は「電子納品=発注者資料の保管業務」と認識されている方が大半です。(半分当たっていますが:笑)

しかし「この納品を行うには現場でどのように電子データを保管していくかが重要なのです。」 とお話をした上で、実際の事例や方法、マニュアルを渡して実際に行ってもらうと現場の方は、

「このようにすればよいのですか、これならできそうですね・・・」 と、ちょっと前向き になっていただける人が多いのです。

しかしこのデータをまとめるには、工事を始めた時から始めておかなければ結局手戻となってしまいます。

以前 ここで 書きましたが、新年度になりましたのでもう一度書きましょう。

●注意 これは一つの方法であって、まだまだ便利なまとめ方がありますので、参考として見てください。
 
    フォルダー階層.jpg
日頃発注者へ紙で提出したり、共有システム(APS)などを介して打合簿を送るまでにも、一度は現場事務所で書類を作成するもの。
現場で作ったデータを”打合せ日付+打合せ簿内容”のフォルダー内にすべて入れておくことです。

日付を前に持ってきていることは・・・・後から追加して提出した打合簿も自然に順番に並んでくれますので。(笑)

そこでフォルダーのひな形を作っていますので、いる方は参考にしてみてください。

「工事用現場電子納品用フォルダ(案).lzh」をダウンロード     (lzh形式で圧縮してあります)

現場でのデータ整理

土木工事をされている方なら必ずやるお仕事。

設計変更業務(数量計算書変更)

設計変更とは?
工事を行っていると、どうしても現地と取り合い(収まり)が違っている場合は
協議書・指示書によって、当初設計図面の書き換えが行われます。

その図面を変更した際には、当然請負金額の変動があるために、工事施工期間の
内で、積算出来るように構造物の種類ごとにコンクリート数量などを計算することです。

通常工事完成1ヶ月前ぐらいにはこの業務を終わらす方向で発注者は行われています。

さて、本日はその数量計算書をいかに早く終わらすことが出来るかを考えてみたいと
思います。

以前もお話したように、協議・指示で使ったデータはきちんとPCで管理をするところから
始めなければなりませんね。

 フォルダー階層.jpg

上記は一つの例ですが、打合せ簿一つずつに”打合せ日付+打合せ簿内容”のフォルダーを作って
その中に使用した書類のデータを入れておくようにしましょう。つまり紙印刷して、ファイルに綴じた
物と同じことに成るわけです。
特に工事完了前になると、 ”他現場からの応援部隊”が来ることがあるときには、他人にもわかり
易いように整理してしておかなくてはなりませんよね。

 ここでの注意として
   1、フォルダーには日付を入れておく (PC内で自動で順番にしてくれます)
   2、添付ファイルが複数にわたるときファイルにも番号を入れる
      例)
        01 打合せ簿かがみ  02 添付書類1 03 添付書類2  04 図面
   3、電子納品がある場合は、この時点で納品できるように図面の整理をしておく
  
など、日ごろの整理で数量変更や完成検査前の”どたばた”が少しは解消で行くのでは?

えっ、口で言うことは簡単だ!って?
 
では、始めからある程度のフォルダーを作っておいてそれに入れるようにすればいいのです。

 「工事用現場電子納品用フォルダ(案).lzh」をダウンロード 

雛形を入れておきますのでご自由にカスタマイズして使ってください。

 
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もぐらくん

サラリーマンを辞め、田舎に住み、測量・土木一般の図面の出張サポート会社をやっています。
土木の3次元データ作成なども始めまして、まだまだ土木の発展を信じて仕事をしています。

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