前会社の後輩から問い合わせ

 

間知(けんち)ブロックの施工図はどのように描けばよいのですか?

と云う問い合わせがありました。

これを読まれている方では「こんなこと知っているよ」と思われる

方もいらっしゃいますが、オイラなりのブロック割り付け図を昨日後輩に説明したことについて書きます。

 

日本各地で間知ブロックの規格がありますがオイラが知っている

限りでは10種類弱あると聞いています。その中で大きく違うのが

m2当たり109.28.58.3個使うブロックがあることです。

メーカーごとの違うわけで、その現場でどの規格のものを使うかを

まずはっきりさせましょう。

(承諾でカタログを提出するから問題ないですね)

 

 

ブロック 割付図

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まずは天端からブロックの段数を割って下がります。

天端ブロック、根石ブロックの高さをまちがえないようにしましょう。

 

1スパンは10m以下となっていますので曲線部では注意しましょう。

 

道路勾配があるためブロック高が変化しています。オイラは出来る

限り天端を揃えて下の土砂に埋まる部分で調整をします。

 

下の調整コンクリートは、作業員さんに分かりやすくするため

基礎からの高さや測点からの距離を記載しておきます。

 

あとは現地で丁張りを設置する時の注意です。

 

ブロック積みの高さが高いときは勾配定規で基礎から丁張りをかけた場合、天端で通りが狂うときがありますので、天端

に近づいたら天端の丁張りを早めに設置することをご推奨します。

 

最後にコンクリートブロックを注文する際、時間が掛かりますが、

こちらの会社では面白いものを作られています。

 

DownLoadから   間知ブロック個数計算

 

近年はブロック積みが減少して分からない技術者もいるのではないでしょうかね。