もぐらくん

田舎に住んで公共工事のお手伝い。現場管理からCIMまで現場の実情を記事にします!!

互換性

CADは何を使えばよいの?

先月講習会で大分県を訪れたとき、2,3人の方からSXF(P21、SFCファイル)対応のCADについての相談を受けました。

「今使っているCADでは電子納品ができませんかね?」
「今使っているCADでは、SXF形式に変換できないので、この際CADを変更しようかと・・」

等、会社の上の方は、今後会社のソフトの選定で困っている様子でした。
会社の規模・操作している年齢層によってもアドバイスは違ってきます。

大きく分けて2つの考え方がありると思います。
 1、今まで使っているCADをやめて、SXF形式に変換できるCADに切り替える。
 2、今のCADに互換性が良い、SXFへ変換機能が付いたCADを購入する。

どちらも会社には負担がかかりますね。

「SXF形式=発注者とのデータ交換用」と、以前は思われがちでしたが、最近は民間からのデータにもSXF形式が混ざりだしました。
でも考え方を変えれば、SXF変換できれば共通のデータを使うようになり、他人が使っていたCADデータを引用することができるため、業務が簡素化してくることも考えられますね。

でも2番の「互換性のよいCAD」は、自社のCADしか扱っていない営業マンさんに聞くのはちょっと怖いですね(笑)

でもこれだけは言いたいのですが、同じ現場事務所で数人で図面を取り扱う際には・・・・同じCADもしくは全員がSXF対応CADを持っていることが望ましいですね。

CADの互換性

先週は”何でも屋+CAD講習”で現場を訪問させていただきました。

ここは公共工事でないため、ちょっと特殊な雰囲気の通う現場事務所です。(笑)
と、いうのは各専門分野の方々が一つの事務所に集結して、ひとつの工事を完成
させる体制となっていますので、社内でも違う部署の人たちが集まってお仕事を
されています。

事務所内もいい雰囲気が漂って、よい工事ができそうな感じがします。(笑)

そんな中で問題もあります。
以前お話をしたことがある、「CADの互換性」について、この現場でも4種類のCADが
使用されており、それぞれの部署で違っているということです。

フリーソフト+購入CAD であり、共通の変換フォーマットは ”DXF”となっています。
このDXFも曲者で、同じ拡張子であるものの”バージョン”もあり、変換できる範囲も
違っているということです。

特にDXFに変換するときに、そのソフトがどんなプログラミングで作られたかも大きく
影響し、データを見ることはできても同じ表現で表示できるかは疑問となります。

そのために出現したのが”SXF形式”です。 が、フリーソフトできちんと入出力が
できるかは疑問のところでしょう。オイラが見る限り文字や寸法線の表示で不安
なところもあります。

しかし、自分のところで外部にあまり受け渡しをしないデータは、使い勝手の良い
フリーソフトを使用することは問題ないでしょう。
現にオイラも使用用途に合わせて、フリーソフトや購入したCADを使っています。
(測量をするときなんかHO_CADが便利なんですよ:笑)

公共工事など頻繁にCADデータの交換がある場合は、やはり高くてもOCF検定
合格したCADを使うのが無難ですね。
(修正する時間を計算した場合、購入したほうが安上がりの場合もあります)

それと、どんなソフトでも『機能を使い切る!』ことが出来れば、能率アップ
間違いないでしょうね。(笑)


たくさん有るCAD

先日は現場へ若手のCAD講習に行って参りました。
そこの現場には職員7人と一つの工事現場としては多いのではと
思います。
この現場事務所に訪れてお話をしているとCAD環境で非常に厳しい
ものであると感じました。
それは、7人いてもCADの種類は4種類。 J、H、A、B ・・・と。

「それぞれCAD図面を描くのだからそれはそれでいいのでは?」と
言われる方もいるかもしれませんが、通常発注者から貰ったデータを
修正していくのですから、1つのデータをみんなで使ったほうが合理的に
なるのです。

現状を聞いていると変換の中枢としてB CADを使っているのですが4年
ぐらい前のCADであって、他社のCADの読み込み書き出しがあまりきれいに
行っていないのが現実でした。たとえば文字の大きさが非常に大きく変化
したり、図面としての見栄えは大きく変わってしまいます。

一つの現場に4種類のCADがある事態あまり珍しいことではないのですが
このようにCADの種類は非常に多くあるのです。
それに同じCADソフトのファイルでもバージョンによって古いCADでは読み込めない
現象も多々有ります。

表計算や文書作成においては2,3種類しかなく、ここ最近はバージョンも
関係なくファイルを開けるようになっています。

年配の方がCADを使いたがらないのはこのあたりにも原因が有るかも
知れませんね。

オイラの感想としてSXF形式を使えるCADが現場にはあまりにもなさ過ぎるようです。

もっとCADを便利に使える環境を整えれば業務の改善が出来ると思います。

 
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もぐらくん

サラリーマンを辞め、田舎に住み、測量・土木一般の図面の出張サポート会社をやっています。
土木の3次元データ作成なども始めまして、まだまだ土木の発展を信じて仕事をしています。

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