技術提案書。   最近土木業界でよく耳にするものですが、現場では問題も多そうですね。

では技術提案書とは、総合評価形式の入札において、入札の前に「当社ならこの工事はこのように施工します!」と施工計画をA4用紙に数枚作成し提出。それを発注者が評価して落札の判断基準にするものです。(詳しくはこちらを

国土交通省や市町村の一部で技術提案書の提出が求められる工事が発注されていますが、ちらほら問題点が出ています。

まずはこの技術提案書の書き方が分らない、入札に勝てない、ということは今回はスルーしましょう。
どこの会社さんもがんばっておられるようですが、入札するまでに時間をかけて作った技術提案書の評価が悪かったら、書いた人のショックは大きいそうですね。(笑)

問題は、技術提案書に施工方法を記載して落札した場合は、それを必ず履行しなければならないのです。

それがたとえ現場で無理なことでも・・・・。

1) 詳しく工事個所を見ずに技術提案書を書き、現場では無理な施工方法で落札となった例。
2) 「○○○工法を使い工期短縮します」と書いて、工期延期して不履行となった例。
3) コストを考えずに新技術を記載して、現場が赤字となった例。
4) 以前の技術提案書データを使い、文章・数値などの変更を忘れて提出した例。

 など、現場を訪問しているといろいと耳にします。

でもこのようなことを記載する人は、ほとんどが現場に就く代理人でなく上司、営業の人が記載したため起こっています。
だから現場に就く人は  「おれの責任ではないぞ!」 と怒っていることが多いですね。

でもこれって、どれも人為的ミスのように感じますがね(笑)