もぐらくん

田舎に住んで公共工事のお手伝い。現場管理からCIMまで現場の実情を記事にします!!

協議

設計照査の提出

最近設計照査の提出方法に変化が起こっています。

以前は
○○○の設計図書がおかしいので再度確認をお願いします。

と協議すればよかったのですが、だんだんとエスカレートして行き

○○○の設計図書がおかしいので当社としてこの様に施工をします。

と、きっちりと設計をやり直して協議書を作らなくては成らないところが
増えています。しかし業者によっては始めっからこの様に提出していた
といわれる人もいると思います。発注者に協議した後、もう一度コンサルタント
会社に設計を注文し、修正図面が帰ってきていたら、大幅に工程が
遅れる恐れがあるからです。

でもこのたびの発注者からの注文は厳しかったですよ。
この工事での問題点をすべて照査し、対策もすべて列記して工事開始前に
提出しなさい!
との事です。もちろんCAD図面の修正もです。

たしかに!発注者が言うことはもっともである。この工事で何がいけないか
スタート時点できっちりと照査しておかないと手戻りに成りかねないのです。

でもね、工事は早くスタートしたいのは代理人として当たり前ですよね。

CAD機能の疑問

今の土木CADでは、CAD製図基準(案)の作図・入出力が出来なければ
売れない状況になっているものと思います。
その中でもCAD製図基準(案)に自動修正するものや、その補助機能が
付いているものが多くなりました。

もちろんお値段も高くなり、会社レベルで購入してもらわないと、サラリーマン
としては自分の財布から購入するのも辛いものです。
中には個人で購入して、やる気を出している人もいるでは無いでしょうか。

ここから私の疑問に感じたことを記載しましょう。
(えらそうなことを書くかもしれませんの失礼!)

CAD図面は現場ではどのように運用されるのでしょうか?
このCALS/ECでは今運用しているCAD図面を後々に保存し、再度使用
する目的です。そのためにはルールに基づいて作図しなければなりません。
そのためにはこのような簡単に製図基準に修正出来るソフトが重宝がられる
のは当たり前でしょう。

でも今後の利用のみを考えていた場合、現工事でCAD図面を上手に運用
することが出来なくなるのではと思ったのです。

電子納品するときだけCAD製図基準にするのではなく、職員の教育の元で
日ごろの協議・承諾図面に繁栄されるレイヤ分けを行わないと、現場職員は
何のメリットも出てこないのではないのでしょうか。
きちんと現場でも運用されれば図面を修正する・人に受け渡す場合、無駄な
時間がかからなくなっていくはずです。

難しくなりましたが、
納品するからレイヤ分けをするのではなく、日ごろのCAD図面を

上手に運用する為にレイヤ分けをしておかないと意味が無い!

だから私は工事中において、測量計算や協議書図面を作りやすいCADを
お勧めします。

ではどんなCADか?・・・・は人それぞれの作図方法があるので一概には
言えないですね。




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もぐらくん

サラリーマンを辞め、田舎に住み、測量・土木一般の図面の出張サポート会社をやっています。
土木の3次元データ作成なども始めまして、まだまだ土木の発展を信じて仕事をしています。

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