もぐらくん

田舎に住んで公共工事のお手伝い。現場管理からCIMまで現場の実情を記事にします!!

工事現場

工事写真

最近ちょっと変わったお仕事を開始しました。
「現場の記録を!」と題して、工事現場の写真を撮りに行っています。

「工事現場の写真なんていつも撮っているし自分でも撮れるじゃん!」

と、思われるでしょうが、撮りたくても撮れない・・・ということもあります。


それは夜間工事など、光が足らなくてフラッシュを使うような写真ですね。

-20140407_832

たとえばこのような現場全体を夜間工事で撮影したいとき。現場で使っているコンパクトカメラではちときびいしいですね。ちなみにこれはフラッシュは全く使わずに撮影していました。

それと工事用の照明。これが一番難しい撮影となります。カメラって明るい方向に向けて撮影すると、人物などは真っ暗となってしまいます。

-20140407_1018 -20140407_986
じゃ、写真屋さんにお願いすれば・・・・となるわけなのですが、おそらく工事現場を知らない人を立ち入らせると・・・とても危険ですね。(危険は誰にでもあるのですが、ところかまわず撮影していたら素人の撮鉄さんになってしまいますね:笑)

-20140202_0421

この現場はJR関係ですが、例の少ない工事方法をされていまして、初回はオイラが提案させていただいて、撮影に行きました。それを施主さんや会社へ見せたところ好評だったということで、先日は第2回目の撮影に行ってきました。


最近のデジタル一眼レフは高感度にも耐えれるようになりだしましたので、こんな写真も撮れるようになりました。ちなみにこの上の写真はコンパクトカメラでは設定できない方法で撮っています。

昔から写真が趣味でしたけど、以前の会社で工事表彰する提出する写真は、自分のカメラを持って行って撮影していましたが、割と入賞していましたね。

まとめますと今日の話は「適正な機材を使いましょう」です。決してオイラの腕という話ではありません。(笑)

でもお仕事のお申し込みはブログHPの右側メールより承ります。(爆)

工事現場の沈砂池

長期真夏日、台風、大雨、竜巻と土木の仕事には大変な自然環境に有ったここ1カ月でしたね。
オイラも今年は暑い時期に現場で、ここ数週間涼しくなって事務所仕事に入っています。

現場からの電話でも 「暑い夏でも職人さんはびっくりするぐらいタフで仕事をされていました」と、この暑い夏でも仕事には“待ったなし”で仕事をされている話を聞くと、自分も頑張らないとという気持ちになりますね。

しかし、今回の大雨では土工現場は気が気ではなかったと思います。『工事現場防災』。完成形のように排水を考えながら仕事を進めていかなければならないのです。
これって、土木技術者の腕にかかって来ますが、掘削しているときの排水などの計算・沈砂池の計算ってどうするの?と質問も来ます。
特に濁れ水を河川に流さない方法と言うところが、非常に難しいところだと思います。

建設会社を辞めて、時たま自分で造成計画なども作ったりしますので、ちょこちょこ勉強をしていますとこんな基準書を使いました。

採石技術指導基準書 (平成15年版) (経済産業省 資源エネルギー庁)

砕石場許可申請をするお手伝いをした際にこの基準書に当たったわけですが、沈砂池で土の沈降の計算ができる式が有ります。

以前お手伝いした現場では、「この基準に応じた沈砂池を作成しました」と、環境への配慮ということで創意工夫としてあげたことが有ります。

きれいな水になることは有りませんが、土木技術者として計算方法は知っておくほうが良いでしょうね。

仕事時間を有効に使う(写真管理編)

スマートフォン、タブレットPCが出始めて早3年。仕事環境が大きく変わってきましたね。
以前は「パソコン仕事は事務所でする」が、一般的でしたが、今は「必要な時・時間が有る時はどこからでも」という環境になってしまいましたね。
いろいろな使い方が有るのですが、今日は土木現場で使っている写真管理ソフトの便利な方法を記事にします。
-CALSMASTER     -建設システム
このほかアイサンテクノロジーも持っているのですが、今回はこの2つで実験してみました。

事の始まりは工事現場からこんな依頼が。
「工事現場事務所と現場が1kmぐらい離れており、30分ぐらい時間が有っても事務所に帰ることが出来ないので現場休憩所でパソコン仕事が出来るようにならないか?」
というものでした。

事務所では数人で写真管理をしており、メインのデータを現場休憩所で使えれば一番良いのです。

image
一番手っ取り早いのは、この2つの事務所をLANで結んでやればよいのですが、家庭用の無線LANでは数百メートルが限界。(300mは以前実験してつながりました)
で、VPNという方法も有りますが、パソコンの設定が複雑で、職員の人が有る程度技術がないと難しいし、専用機械を入れるにはお金が必要。

そこで考えたのがDoropboxです。
image

Dropboxはスマートフォン、タブレット、パソコンで同じメールアドレス・パスワードを設定することで同じデータを共有できるのです。
-Dropbox3 (Windows7 → ユーザー内、WindowsXP → Documents and settings内)
Dropboxはyahooボックスとは違い、いったんそれぞれのパソコン内にデータを残して同調するシステムになっていますので、インターネット環境が無いところでも
使うことが出来ます。
(しかし他と同調しないので、他のパソコンでは最新のデータにはなりません)

まずは使用するパソコンにDropboxをインストールして使える環境にします。
(無料で2.5GB 有料で100GBまでは1カ月約1000円です。)
そこで工事現場事務所にあるパソコンのユーザー→Dropbox 内に写真管理ソフトのデータベースをコピーします。

出先のパソコンも写真管理ソフトでDropboxフォルダ内の写真管理データベースを読みに行きます。
これで完了。後は現場休憩所でインターネット環境を作ってやればよいのですが、最近はスマートフォンのテザリング機能も付いていますので大きなデータ移動が無いのでしたら大丈夫でしょう。
スマートフォンなどのデータ通信端末は1カ月に使用できる容量が決まっていますのでご注意ですね。
通常1カ月に7GB。各社契約条件が有りますのでご確認を。
写真のデータを移動する写真データ容量に匹敵するだけのデータ通信量を使いますよ。
300KB × 1000枚 = 300000KB = 300MB  ということになります。

そして心配するのが写真管理においてメールなど写真データを送ると、更新日付が変更されてエラーが出るのではないかと。

そこで実際にやってみました。 
-Dropbox5 -Dropbox6

-Dropbox7
Dropboxでのデータ同調は、更新日付の変更もなく、写真エラーもなく出来ましたね。

最後に注意事項を
工事写真整理はとても大事な仕事の一つです。便利な方法と紹介したものの、パソコン環境によってはエラーや不具合が起こることが有るかもしれません。
ソフトプログラムも”完全”というものはありませんのでバックアップを取って自分のPC環境でテストを試してから本格運用をしてください。


悪い例) Windowsアップデートによって起こったエラー(4/10)

新規入場者教育

先日工事現場に訪問した時に面白い新規入場者教育を受けてきました。

最近オイラは工事現場から退いているため、「今や当たり前」になっているのかもしれませんが紹介させていただきますね。

新規入場者教育用の用紙には、一般的に
 ・緊急時用に家族への連絡先
 ・資格・経験年数
 ・現場特色・注意事項をまとめた資料
 ・作業の心得       など
                    
が、書かれていますが、その現場では「作業の心得」が、問題形式になっていました。

次の問いで良いと思えば ○ 違うと思えば × を記入してください。

 問1 (   ) 前日の作業の続きを行う際、作業手順の確認を省略することができる。
 問2 (   ) 日ごろ清掃をしていれば、一斉清掃日を設けなくてもよい。

など10項目ぐらいありました。
自分で問題を解き、後で説明がある。  これなら真剣に新規入場者は良く文章を読み理解しやすいと感じました。

上記の問いは、きわどいひっかけですね。(笑)

工事の宿泊場所は?

先日工事現場を訪問して話をしていると長くなり、工事現場の宿舎に
泊めてもらいました。

場所はコチラ
江の川カヌー公園さくぎ

江の川カヌー公園さくぎ

土木工事の宿舎といえばどんなイメージがありますか?

飯場(はんば) や 旅館 民宿 アパート 等がありますがここはちょっと
変わっています。

バンガロー  です。

1つの家を丸ごと借りて数人で宿泊しています。
最近若い技術者さんは共同の生活を嫌がる傾向に有りますが、一杯
やりながら、先輩の話や身の上なども話が出来れば仕事内の連携も
うまく行くこともあると思います。(自分だけか?)

このバンガロー。ちょっと変わっています。

家.jpg

概観は普通?のバンガローです。

台所.jpg いろり.jpg

これ台所ですが、テーブルが無いのです。
その代わりに囲炉裏(いろり)が有って、その縁がテーブル代わりに
なっています。

天井.jpg   寝室.jpg

ちゃんと台所のコンロで炭火が熾せるようになっています。

トータル的に旅館に宿泊するよりかは安くなっています。

オイラの家の近くにもバンガローがありますが、時たま仕事人が
6,7人で泊まっているのを見かけます。
一泊 11,000円 / 7人 = 約1,600円 

実行予算が少なくなった方にはいいかも知れませんね。

公共工事における現場管理 3

●若い子が勉強不足なのか?

工事現場の年配の所長さんに聞くとよく、 “今頃の若い子は勉強不足で、現場のことがよくわかっとらん。“

とか “目先のことばかりで、先のことが見えてない” と聞きます。

 今の若い人はこんなんだから現場の職員がたくさんいるようになったのか?

上に書いたことの若い人もいると思うが、しかし今頃の若い子はまじめだとおいらは思う。

 しかし、上司から見れば“出来ない”と思われている。では反対の考え方で、今の上司は

昔の上司のように、一緒に酒を飲んで、仕事について語り合い、そして若い子がやる気を

出すようにしているか?若い子に“やさしく教えている”といっている上司はダメな上司である。

自分で一番がんばろうと思う気持ちが出来るのは、このやろう、今に見とれよ

という反発力のときが一番勉強をし、仕事が身に付くのではないかと思う。

しかし“このやろう、今に見とれよ”と思うようにするには、部下を上手に指導・コントロールして

おかないと出来ないでしょう。

昔は“部下を育てる名将“と言うのがどこの会社にもいたのではないかと思う。

 長くなったが、“若い子が勉強不足なのか?”の答えは子どものときの育て方と会社での

育て方が悪いとオイラは思う。

決して若い子だけのせいではない。

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もぐらくん

サラリーマンを辞め、田舎に住み、測量・土木一般の図面の出張サポート会社をやっています。
土木の3次元データ作成なども始めまして、まだまだ土木の発展を信じて仕事をしています。

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