もぐらくん

田舎に住んで公共工事のお手伝い。現場管理からCIMまで現場の実情を記事にします!!

建設業

先を考えて

毎回書くようになるのですが・・・・「今年は寒い!」。

毎日朝には雪が積もっている状態です。南側に行くと雪こそ少ないのですけど、風が強いです。そのため測量での”後視点”に立てているプリズムが風でひっくり返って今月だけで3つ壊れてしまいました。(泣)


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(プリズムの一部が壊れてボンドでのりつけ・修復している状態)

プリズムがバラバラになって修復できないのもあります。


さて、今年も「建設物価」の本を発行されてい”る建設物価調査会”から『建設ITガイド』が発売されました。


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昨年末にトンネルのクラック調査をオイラもやりましたが、同じようにされていることが紹介された記事も載っていました。考え方は同じようなのですけど日数で行くとうちが早く作れるかな?(笑)


 毎年この本を読んで思う事があるのですけど、建設業界がどこに向いて行っているのか?を経営者の人はぜひ読んでいただきたいものです。国土交通省の取り組み、そしてそれが次第に県・市町村に反映されてくるのは必須ですので。


「マシンコントロール?そんなのうちの会社じゃ使うことにならないよ!」


と5年前に言っていた建設会社さんは、自社でマシーンコントロールバックホウを買われましたからね。


建設業界も次のステップに入り出した様子なのですけど、まだ環境がそろわないので知っておくことだけでよいと思います。
VR(バーチャル・リアリティー)を建設業に。


オイラが約20年前に建設会社を辞めるころに”理想の現場管理”としてGPSやモデル・ARを調べていました。当時はタブレットというものが無くて、カメラを構造物を映すと、GPSによって3Dモデルと重ねて見えて、出来形管理ができるという構想をしていました。

このころにはサラリーマンでありながら自分で3DCADソフトを持っていましたので、3Dデータをどのように活用すれば現場が便利になるか考えていました。

(マニアックな人間だったとつくづく思いますわ・・(苦笑))

ソフト面はMicrosoft社が本気で取り組みだしましたね。VR会社の買収などをして。


というものの、現実はひたすら体を動かして仕事をするしかないのですけどもね。(苦笑)

建設現場での働き方改革

7月に入り、中国地方はまだ梅雨明け宣言が出されていないけど空を見てみると「もう梅雨明けているんじゃないのけ?」というぐらいさわやかな色をしています。

でも近年は「夏恐怖症」なんですよね。猛烈に暑くなる時期になるにつれて、現場の作業の仕事は入ってくるんですよね。(苦笑) 

”暑いときは作業効率が落ちるから測量などは外注”

なんてこともあるのではと思います。現場の人は工事を進めるにあたり効率の良い方法を模索しているのは確かですね。


今流行りの言葉は、『働き方改革』ですね。でも今始まったわけじゃないのですけど、昔から誰もがこのお題に思考や苦労してきたものですね。

でも今回は現場レベルだけでは考えられない「働き方改革」の内容が入っていますね。

 

ネットでちょっと調べてまとめてみました。

  1)長時間労働・残業の是正 = 脱ブラック企業

  2)労働の生産性の低下の改善 = 人材不足をどう補うか

  3)高齢者の雇用 = 定年引き上げ、65歳以上でも働ける社会

  4)柔軟な働き方 = 副業解禁、主婦や子供の育児も可能な在宅勤務を進める

  5)正規社員・非正規社員の格差を是正 = 同一賃金化

  6)転職が不利にならない労働市場 = 自分にが合った職に替われる

  7)最低賃金の引き上げ = 世界に比べて日本の時給は安い現状

  8)高度プロフェッショナル制度 = 年収1075万円以上の収入の人は自由に働ける


そこで建設業で今悩まれている内容は・・・、1)と2)ではないでしょうかね。

先日オイラにも相談を受けました。

 「建設現場に週休2日を実現するためにはどうすればよいの?」と。

オイラは「段取りを上手にして工程を早く進めれる方法を考える」でしたが現場の方は・・・


「土曜日に働いていた8時間を月曜日から金曜日まで残業してやる!」 と。

「えっ?それって労働時間は一緒で生産性は上がっていないじゃん!!」と突っ込みを(笑)


オイラが考える建設業での生産性を上げるキーワードは

 

  『 集 中 力 」


1つの仕事を行うにしても、集中して仕事をすると早くできることが多いですよね。

内業にしてもどれだけ集中できる時間を長く作れるかが重要かと。


重機オペレーターにしても、重機から降りることなくどれだけ連続して作業ができるかとか。(マシンガイダンスなどの活用もこれですかね)

あと、作業手順を同じ行程どれだけ集中(連続)できるかを見直しですかね。

これはオイラが15年前の現場監督時代に行った方法ですが、絵と数字にしてみましょう。

工事内容

  1ブロック10mの延長80mの現場打ちBOXカルバート    内空 B-5m×H-5m 


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通常と言いますか上司からはブロックごとに支保工、型わく、鉄筋、生コン打ちを施工するのだと。オイラが考えた方法は支保工、内型わくは8ブロック同時に、外枠、鉄筋、コンクリートはブロックごとに施工。 問題となるのは同時に施工するための内型わくの材料費。
  
内枠の施工に関しては材料費だけで100万円近く多くかかりますが、その分支保工と型わく作業を ”集中” して行うため、作業効率が上がり半分以下の日数で施工することが出来ました。

   通常工程  支保工1ブロック 1日 型わく2日 支保工撤去 1日 脱型 1日 

         5日 × 8ブロック = 40日

   集中工程  支保工4日  型わく7日 支保工撤去 3日 脱型 3日

         17日

     約20日×5人×25000円/日 = 250万円 人件費が少ない


と計算上は数字が出ますが、元請けとしてはお金は変わらないと思いますが、下請けさんが儲ける方法を考えるのも元請け監督の仕事ではないでしょうかね。

これは1例ですが、もっと現場には生産性を向上する方法があるはずです。こんなのを考えているとワクワクしますね。(笑)

サマー工程

暑い日が続いていますね。夏ばてされていませんかね?
この暑さで先日行った現場では2人熱中症になってしまっていました。(昨日広島は38度でした)
「意識がもうろうとなる。手がしびれて動きにくくなる」など危険な環境で働いている建設現場ではこんな体になると命取りになりやすい事でしょう。

こんな時に仕事ったって能率なんて求められるものではないです。8年前に公共工事の工程表を作成した際には、7月、8月の手作業となる工種の作業能率を”×0.8”にして作成していました。 しかし8年前よりさらに温暖化が進んだ今では・・・・×0.6・・・・にしなければならないかもしれません。
オイラは「サマー工程」と呼んでいましたが、暑さに対応する作業工程作りです。

職員の動きもちょっと変化を。早朝出勤をして丁張りをかけなど。昼間は・・・クーラーの効いた事務所で業務。そして夕方現場。という事を心がけていました。(横着ものですかな??)

品質においては夏場のコンクリートを出来るだけ避けるようにしていましたね。

この暑さも、もうしばらく続くでしょうがオイラは「体調を整える=睡眠時間をとる」を心がけています。

さて、今週はお盆明けでしたが、数日の現実逃避から現実にもどり、ちょっと凹。でもそんなことを言ってる時間はないぐらい仕事と学校行事に追われています。(笑)

事業仕分け

政府の事業仕分けが閉幕しましたね。
中身については専門家ではないので、多くは語れませんが一大事件なので記録として記事にしておきます。

今回”仕分け人”と呼ばれる人たちが事業の見直し・廃止をスパッと決められていましたが、その中でよく聞く言葉。
「天下り」
そう、報道関係では問題視する報道が行われていますが、何もかも「天下りは禁止」ということはおかしいと思っています。確かに巨額なお金をもらっている人がいることは許されませんが「仕事をする上で必要な人」はいると思います。
これを機会にして適正な人員配置になればよいのですがね。

政治家が替わっても事業を同じようにしていれば意味がないもの。賛否両論はありますが今回は政治の大きな節目であったとオイラは思います。
今は建設業も大きな節目となっていることもあり、新たな事業展開が必要かもしれませんね。

バカたれが!

先日は以前の会社の上司と話をすることができました。
電話では時たましているものの、落ち着いてはなしをすることはなかなかできていませんでした。

やめて今年で5年が過ぎようとしていますが、自分もまだ建設業の仕事をしている(つもり?)なので、もう5年も経ったか・・・・という気持ちが大きいですね。

はなしが進んで行くと元上司は一言。

元上 「お前が会社から居なくなって良かったことが有るわい!」
元上 「今までお前がパソコンでデータを作っていたが、居なくなって私が作らなくてはいけない羽目になり、パソコンが上手になったわい!」 と。

すかさずオイラも
  「おめでとうございます!」 と。

元上 「バカたれが!!」 ・・・・・



有りがたい「バカたれ!」ですね。

昨日も元後輩からも、
「もぐらさんが作ったデータを使っているのですが、ちょっと修正したいのでパスワードを教えてください!」 と、電話がきました。

こうして以前の会社の人たちとは、退社しても続けて関係を持てることをうれしく感じている次第です。

会社を去る人たちは今は後を絶たないことでしょうが、一つの区切り、納得のいく形でできることが望ましいとオイラは思いますね。

ウソをつく!!

お仕事をする上での3カ条をここで紹介されていました。

「目指せ、CALSの達人」 byカルゴンさん

道徳では当たり前なのですがなかなかできるものではないです。
この道徳が曲者で、

「この業界はこれが当たり前だ!」

と会社に勤め始め教えられてくればどうしてもねじ曲がった道徳しか身に付かないものですよね。
子育ても同じですよね。(我が家のことは言えないけれど・・・・・)

それが今マスコミやメディアによって強烈に問いただされていますが、海外との外交には苦労付きまとっているように感じます。
日本ではできていても海外では・・・・・?

道徳の基本とはどこにあるのでしょうかね?

オイラが建設業の現場監督をしていた時にこんな言葉をもらいました。

「一つのウソをつき通すには十のウソをつかなければならない」

私の以前の上司の言葉です。

一つ嘘をつく場合にはたくさんのウソをつかなければならず、それにつぎ込むパワーは並大抵では行かず、いずれ失敗だろう。

今もこの言葉を大切にして仕事をしているつもりです。

もちろん家庭でも・・・???(笑)

時は金なり

冬が近づき出し、「天気に左右される土木工事」を行うにあたっては、
嫌な季節ではないでしょうか?

少〜しずつ 「設計変更の真っ最中で〜す」 という話を聞きださいました。

今ごろ設計変更を行っている現場とは、12月末の竣工検査の現場とか
またまた、工期延期をするために、変更数量を計算している現場だと
思われます。

オイラが現場代理人だったころは、

「12月工期〜〜、 そんなの3月まで延ばせばいいじゃん」

と、心の中で思っていました(以前の上司さんスミマセン)が、
いざ自分でお金を計算をしていると、

「1日でも早く仕事を終わらせ! 時間があれば他な仕事(整理)ができる!」
と、思うようになりました。

立場が変われば、考え方が大きく変わってきますよね。

『時は金なり』 と、ことわざがありますが

   ― 時は貴重なものだから、お金と同じように無駄使いをしてはいけない。

とありますが建設工事の場合

   ― 時を使えばお金がかかる!

とも言えることが多くなります。  

時間を無駄にせずに、仕事をすることが、自分のボーナスになることを肝に
銘じておこう。(笑)

建設業の職人さんの未来は?

建設会社に行きお話をしているとよく耳にする言葉は、

「現場技術者は居られませんか?」と。

「そんなにたくさんの仕事があるのか!」と思われるでしょうが、
そうではないのです。
以前公共工事を行っていたときよりも同じ請負金額でも配置人数が
増えて来ているのです。または、技術者が建設会社離れをして、他業種
の会社に行ってしまい、建設業全体の技術者も減ったことは確かです。

オイラの周辺の傾向として、一度他業種に行っても、また建設関係に
戻った人もいます。

今年もあと2か月。建設関係の方は何かと忙しくなる時期なのですが
作業員の取り合いもチラホラ聞こえだしました。
近年石工(いしく:石積み、ブロックを積む仕事をされる職人)さんの
高齢化のため石工人口も大きく減っているのではと感じられます。

オイラが感じているだけで、全国的にはどんな水準になっているかは
はっきりとわかりませんが、職人の高齢化にはなっているでしょうね。

隠れた?税金の使い方

先日の他業種の方とお話しする機会があり、久々に公共予算の使い方に
ついて考えてみました。

オイラは以前から建設会社に居たが、お給料はその建設会社から
いただいていたため、民間から貰うお金であると認識していました。
そう、公務員の人のように直接官公庁から給料をもらえる人だけは
特別な人なんだと。

でも、元を正せば税金による地業であることは以前から良く知っていましたが
だんだんその税金の使われ方に波がありだした感じです。
先月の特定財源の問題でもあったように、お役所で右を向いて歩いていたと
思うと、簡単に左に歩いていってしまう世の中になってしまいました。

さあ、こんなに簡単に方針が変わってしまうような世の中で、税金を主体と
したお仕事が出来るものなのかと、考えさせられますよね。

ここ最近いろんな方とお話をさせていただくにあたり、建設業以外に多く
税金がつぎ込まれているところもあるわけですよね。

その多くの名前が  補助金助成金
(オイラが知らないだけか、他業種には分からないような補助金もあります)

民間会社で単独の事業が行われていると思いがちなお仕事でも、補助金が
支給されており、この補助金(税金)の投入が無くなればこの事業が成り立たない
会社も多くあるいうことです。

さて、その補助金(助成金)がなくなった場合、どんなことが起きるのでしょうかね?

今まで補助金を計算した単価で事業を行っていたわけですから、自然と単価が
上がってきますよね。それでは国民がその施設・サービスを使用することが出来ず、
困るから、国民から税金を徴収し、サービスを受けやすくするために補助金を
投入している訳なんですよね。

書いていたらメチャメチャ硬い話となってしましましたが、今建設業だけが税金を
たくさん使っているように思われがちですが、過大な補助金を貰って税金ありきで
事業をされているところ、努力が足らないところ、甘んじている人。

みんなやる気になりすぎると困るけど(笑)上手な商業の仕組みを国でも考えて
もらいたいものです。

お褒めの言葉

オイラが以前公共工事などの仕事をしていたとき、ひとつの工事を
完成させたときの喜びは非常に大きかったと覚えています。

今は一つだけでなくいろんな公共工事をお手伝いをさせてもらって
以前に無い喜びがあるのも確かです。
しかし1〜2年間で行う公共工事を終わらせた達成感にはちょっと
劣るかな(笑)
公共工事に携わっている方なら”納得”と思っていただけるのではと
思います。

ちょっとしたオイラの感想ですが、昨年から引っ張っていた仕事が
ほぼ終わったので今朝はちょっとした達成感にほろ酔い?気分で
キーを叩いています。

前書きが長くなりましたが工事が終わったときの話をちょっと。
以前の会社で若手と一杯やっていたときの話です。呑んでいるときは
いろんな話が飛び交い、若手交流には非常に良い環境と思います。
その中の一人が他の現場所長の悪口が始まりだしました。

「○○所長は・・・・・・・」
といろんな悪口を言っていた中に

「あの所長は一つの工事が終わったのにお褒めの言葉すらなかった!」
と愚痴を言い出し、

「俺らはきつい現場をやって、サービス残業もやり、それでも自分が配属された
現場を最後までやりと通した。その中怒られたり、喧嘩しても、工事が
終わったときの一言。
”最後まで良くやり通したな、おつかれさま!”
が聞きたくてがんばっているんだ!」

そうなんだ、オイラも以前はこのように思っていたが今の若手も同じ気持ちで
仕事をしているんだ、とオイラは知りました。

一人がこの事を言うと周りの若手もうなずいていた。

先日は怒られることを書きましたが、人を動かす力には、”褒める”は無くては
ならないものです。
「ブタもおだてりゃ木に登る!」 (最近テレビで始まったな)

これから年度末にかけて仕事が一区切りつくところが多いかと思いますが
所長さん、自分が若いときのことを思い出してくださいね。

四住期

今年度末が終わり、建設業の人にも今の会社を離れようと考えている

人が何人もいることと思われます。

特に忙しく戦争のような年度末の工事をした人にとって、

「果たしてこんな苦労する仕事を続けていていいのか?」

と、ふっと考えるときになっていると思われます。

 

確かに今の建設業は非常に厳しい状況のなかの仕事の一つだと思われます。

 

仕事が辛い! 仕事について行けない!

 

こんな話は建設業以外の仕事でも同じように言われていることでしょう。

 

なぜ、今自分はこの仕事を続けているのか?

なぜ、辛い仕事をこれからも続けていかなければ成らないのか?

 

仏教の世界に四住期という言葉があるそうです。

人生には四つの時期があるという考え方あるそうです。

 

20歳までを勉学に励む学生期(がくしょうき)

40歳までを家庭を持って家庭生活を円満に営む家住期(かじゅうき)

60歳までを第三は妻と共に,或いは一人で世俗を離れて森林に住み,
自己を見つめて暮らす林住期(りんじゅうき)

それ以降はこの世への執着を捨てて各地を遍歴して修行生活を営む

遊行期(ゆうぎょうき)

と言われているそうです。

 

人生を終わりまで考えたとき、今自分に置かれている辛い立場は何の為に

あるのか分かるのではないでしょうか。

技術継承 Part3

以前建設業の技術継承を書きましたが、どの業種でも深刻に

なっているようです。

 

続きを読む

我慢の活用形

建設業界の話で最近盛り上がっていますが

ちょっと違う視点で考えたことを書きます。

 

我が家では昔から

“我慢の出来る子に育てよう!”

といわれていました。オイラも同じく小さいころから

「我慢が出来なければ大人になってから苦労するぞ!」

と耳にタコに出来るくらい言われていました。

 

ほしいものはすぐに手に入れてしまう。

本当に今のご時勢ではないかと思います。

 

さて“我慢“とはどんなときに役立つのか考えて見ましょう。

自分が偉いと思うこと。威張ること。これも我慢のひとつですが今日は

別の我慢です。

 

自分の欲することに対して我慢をする。

つまりしんぼう強いことです。

 

我慢をして欲しいものを買わない。

我慢をして物事を続ける。

我慢をして嫌いなものを食べる。

 

このしんぼう強さが今の日本人には足らなくなったのではと

オイラは非常に感じています。

なぜ無くなったのか?オイラが感じる原因は

1、コンビニエンスストアーの出現

2、携帯電話の出現

3、インターネットの出現

 

この3つの共通点は “待たなくても欲しいもの(情報)が手に入る“

我慢(しんぼう)することはいりませんよね。

 

待つ = 我慢

 

今までは通常の生活にも我慢というものはたくさんありました。

しかし便利になればなるほど人間が堕落していく感じがします。

オイラは2,3番で仕事をしている人間であり、

堕落しつつあります。

 

若い子を育てるにも“待つ”ことが大切と以前書いていましたが、

育てる人間も若い子も“我慢”が出来なくなっています。

 

この“我慢(待つ)“という行為は、自分から意識していれば出来ます。

 

・若い子にこの仕事をすぐやってもらいたいけど2時間は待ってみようか。

     若い子が携帯電話を持っているからすぐに聞きたいけど、仕事中だから

事務所に帰ってきたときに聞こう。

ささいなことですがこの“上司の我慢=若い子の余裕”につながるでしょう。

 

一言で我慢とありますが、教育には大切なのではないでしょうか。

 

若手がこの業界に夢がもてない!その2

>若手がこの業界に夢を持てない!

 

理由その2

通勤が遠い又は出張が多い

 

すべての人には当てはまらないかもしれませんが

土木工事とは現地生産の仕事である。

その現地に物(構造物)を作って初めて仕事が終わります。

そのため工場のように一箇所に腰を据えてしまえば

会社がある限り通勤は同じとはいきません。

今頃は監理技術者で登録した場合、途中変更が出来ないため

自宅に近い人と途中交代が出来なくなっています。

まして公募型で名前を出されたに日は、本人を入院させるか

退社させなければ変えられない状態でしょう。

 

ちょっと話が飛びましたが、この現地生産

通常の工場では時間がほぼ決まっており、帰宅時間が決まっています。

土木工事においては、就業時間があってないものと同じく

10時に終わって1時間かけ自宅に帰る。

朝礼があるため朝は630分には自宅を出なければならなく

なる状態が多いのではないかと思います。

特に今頃は訳の分からない書類(電子納品も含めて)があるため

残業が増えているところが多いでしょう。

 

昔は“家庭のことはかみさんに任せていけばいいんだ!”

で済んでいましたが、今は夫婦で家庭を見る良い傾向となっています。

(その割りに離婚が多いのはなぜ?)

そこで単身赴任させられた日には、短くて半年以上家族を置いて

出張となるわけです。

“オレはこんな生活は一生続けられない!”

と考えている若者(オイラも含めて)が増えたのだと思います。

 

このような方でUターン組になり地元で建設会社に入っている

人も多く見かけます。

 

若いときには学校卒業後どうしても大手に入りたいものです。

自分が結婚して子どもがどのように育てられるか、若いときに

考えることは無いと思います。

 

結婚して子どもが出来初めて家庭のありがたみや大切さが

分かるものでしょう。

で、現地生産の建設業がイヤになり、夢がもてない人が出て

いるのではないでしょうか。

 

ここから建設業に夢が持てる方法を考えるのはほぼ無理でしょう。

(建設業から足を洗うように進めてるのか!)

 

いやいやもう少し話させていただき

目先のことがいやで仕事をやめても次の職場でも同じ現象に

なるでしょう。

 

まず自分の10年後、20年後、30年後を考えて(じっくりとですよ)

本当に自分がやりたいことや家族のためにどの道がいいか

決めればいいのではないかと思います。

 

最初に建設業の道を選んだわけですから、一度は夢を描いていたわけです。

まず、その夢で102030年先を考えて見られては?

 

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もぐらくん

サラリーマンを辞め、田舎に住み、測量・土木一般の図面の出張サポート会社をやっています。
土木の3次元データ作成なども始めまして、まだまだ土木の発展を信じて仕事をしています。

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