もぐらくん

田舎に住んで公共工事のお手伝い。現場管理からCIMまで現場の実情を記事にします!!

建設CALSEC

道路情報をもっと大切に!

冬期オリンピックが始まり、ちょっとテレビ・ニュースが気になる週の始まりですね。
何事も楽しみが有る事は良いのですが、オリンピックが終わりとと同時に2月も終わってしまうこともお忘れ無く。(笑)

さて、最近 「建設CALS/EC、電子納品は必要なのか・・・・?」というお話しがあります。
「業務が大変だし、そのデータがどのように再利用されるのか、分からない!」
と、おそらく皆さんそうお考えではないのでしょうか?

では、オイラが先週体験した事をお聞き(お読み)ください。

先週はある国道管理者と図面作成について打合せをしてきました。
業者「このバイパスの図面を修正するに当たり、道路中心線座標を貸与してください」
国 「この道路中心線の座標値は分からないのですよ」
業 「無いのですか?」
国 「・・・・・・・」

このバイパスは15年前ぐらいに開通した道路なのですが、早くも図面・成果簿が行方不明となっているようです。

おそらく時間をかけて倉庫を探せば出てくるでしょうが、探す労力はさてどなたになるのでしょうか?

しかし実際に、今頃の設計業務では成果の電子納品。工事においては、「基本測量成果簿の格納」が、当たり前となっていますが、道路の管理において過去の工事もさかのぼってでも、必要なデータは電子化にしておくべきでしょうね。

淡々と記事を書いていますが、実はここ数日この道路中心線座標が無いばかりに、無駄かつお金にならない業務が続いて怒りのもぐらとなっています。
(このほかもっと大変な事態が・・・)

オイラの地域では電子納品がすすんでいる方ですが、そのデータが活躍している事はあまり耳にすることがありません。
電子納品が始まって5,6年が経っていますが、納品したデータの活躍があればもっと「電子納品」のイメージが良くなるのではと思います。

完全なる電子納品

お題の通り私が作る電子納品データが完全で・・・・・・

有るわけではありません(笑)

それぞれの電子納品基準(案)やマニュアル等を読めば読むほど
矛盾箇所が見えてきます。    

えっ、見えないって?・・・・・  それは読み方が足らないのです!(笑)

ま、冗談はさておき、電子納品を各自で行うにしろ、電子納品請負会社に
発注するにしろ、今の基準書・マニュアルだけでは完璧かつ全国の人と
共通のものはできないとオイラは思っています。

各地方でのルールや発注者との事前協議により、全国の人が同じように
作成することは無理でしょう。

ですから曖昧になっている文章や事前協議などとなっているものと思います。

さて、では ” 完璧な電子納品CDを作りなさい ” と発注者に言われたら
どうすればよいのでしょうかね?

これも十人十色な答えが返ってくるでしょうね。

では基本に戻りましょう。

建設CALS/EC の3要素として
 1、情報の電子化
 2、通信ネットワークの利用
 3、情報の共有化                が定義されています。

電子納品は上記の1,3があてはまり、受注者のメリットとして
 ・省スペース化  ・省資源化  ・コストの縮減  ・品質の向上
 ・技術レベルの向上

が、挙げられていますが、はたして今時点でこの5つすべてクリアしている
ところは無い・・・いや少ないでしょうね。

これを目指して基準書やマニュアルが出来上がっているものの、
なぜこんなに曖昧な電子納品成果品ができるのか?

オイラの答えは・・・・

 発注者も受注者も実際提出した電子納品CDがどのように活用
されているか見たことがない!!


実際の運用が無いから未だに統一性のないものとなるのではないですかね。



オイラたわごとでした。

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もぐらくん

サラリーマンを辞め、田舎に住み、測量・土木一般の図面の出張サポート会社をやっています。
土木の3次元データ作成なども始めまして、まだまだ土木の発展を信じて仕事をしています。

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