ちょっと見出しがかっこよすぎる?かもしれないけど、以前紹介した「3Dプリンターで印鑑」を作るお話です。


話は先月。 「もぐらさん、振興会での書道クラブの会員さんに、朱印を押す印鑑を作ってほしいのですけど・・・」と会長さんが来られました。調べたらこの朱印を”落款印”というんですね。


以前にオイラが作った印鑑を見られていたので、オイラが印鑑を作れるのを知っておられました。

「今は消しゴムを削って書道作品に朱印を押していましたが、自分で書いたもので落款印を作りたいのです」 

ということで8人の手書き作品が来まして・・・テストで一つ作ってみました。


鉛筆で手書きで書かれていましした。 

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これをコピー機でスキャンして、パソコンに取り込み、AutoCADにこのスキャンデータを張り付けて、輪郭をポリラインでトレースします。


以前はAdobeのillustratorでトレースしましたが、文字が単調なのでトレースした方が早いかなと思いましてこのような手法を。


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そしてできたポリラインを 『 線対称で反転 』 するのを忘れずに! ハンコなのでさかさまにしておかないとだめですよ。


そのポリラインをに高さを持たせてソリッドにして、”くり抜く”部分だけ色を変えて長くしておきます。

そして ”差” 機能を使って文字を完成します。

それに持つところを作成して合体させます。


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AutoCADから”印刷”→”3Dプリンター”で出力し、STLファイルを作成します。


STLファイルを3Dプリンターに取り込んで、造形します。

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できたものは表面が滑らかでないので、サンドペーパーで削って完成です。


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使いこごちは・・・ちょっと指をかける部分が大きすぎたのでもう少し修正してみることにします。