昨日はトータルステーション(光波測器)のテストをしてみた。

現場の測量にトランシットを用いて測量を始めたのが最初で
距離はもちろん巻尺を使用。1kmのトンネルを測量するのに
何箇所も測量ポイントを作成し、距離を測っていったことやら。

でもレーザーで距離が測れる光波測器を会社でも購入して
格段と測量は早くなり、正確となりました。

オイラの知っている光波測器とは、
 トランシットの上に載せて距離だけを測るタイプ
  (斜距離しか測れないので。電卓で水平距離を計算)
  これでも巻尺を使わなくても良いのですから、当時はとても
  重宝しました。

 次に光波測器であるが、水平角は手入力で行い水平距離が表示
  (一体になっているので持ち運びには良かった)

 最近は光波測器内に路線計算やメモリーを搭載して、現場では
 電卓をたたかなくてもよくなりました。

このたびテストをしてみたことは
 1、何メートル距離が測れるか?(ミニプリズム)
 2、ターゲットを視準してハッキリと確認できる距離は?
 3、計測の精度は?
 4、レーザーポイント(赤い光)はどこまで使える?
について調べてみました。

結果だけを簡潔に書きますと、
1、の測れる距離は1kmぐらいまでOKでしょう。
  (田舎の山間地なため、山登りをはじめなければならなくなり
   850mぐらいで止めました(笑))
2、夏場である為路面の陽炎があり、200〜300mあたりまででしょうか。
3、オイラは昔の光波測器のイメージが強く、もっと精度が悪いと思って
  いましたが、100m内では1,2mm程度の精度が求められるでしょう。
  (人間の視準精度のほうが悪いかも(笑))
4、このたびの機械では100mぐらいですが、以前使っていたものは500m
  越でも使えました。
  (500m先でもレーザーポイントの直径20mmぐらいになります)

 「施工管理データを搭載したトータルステーションによる
   出来形管理要領(試行案)」もスタートし始めています。
 
でも、みなさん、便利な機械は出ていますが、それに+αのお仕事が出来て
来ます。 時代についていくには本当にパワーがいりますね。