先日知り合いの建設会社の社長より
「もぐらさん、現場密度試験の試験方法や計算方法を若いものに教えてやってほしい」と連絡があり現場に出かけてきました。

数ヶ月前に一度電話があり準備するものを聞かれていました。
まずは試験機材を借りてもらっておくように。それと「標準砂」と呼ばれる砂をこの際1袋買っておいてくださいと。
その準備が終わり、現場の試験時期が来ましたので行ってきました。

 

2013-10-01 10.25.23

まずは標準砂の質量の計測から。砂の袋ごとに違いますのできちんと計測を。
そしてロトの容量計測と、試験を進めていきました。

計測したデータをどのように計算するかを手計算方法を教えて、オイラはExcelで計算式を作っていますのでipadでそのチェックを(笑)。

しかしここで問題が発生。試験をして結果を見てみるととんでもない数値になり再度試験をおこないました。しかし・・・同じ数値が。
それは通常路床などでの数値は90%以上という規格ですが、100%近い数値が発生。ここまでの数値はあまり出ることが無いので試験ミスかと思っていましたが、話を聞くと「ここはダンプなどが走り、埋戻をしても沈下して、また土を埋め戻していましたので、非常に締め固めができています。」と代理人さんが説明してくれました。

ホッと胸をなでおろすこととなってしまいましたが、非常に良い結果なのでOKです。

しかし土木技術者でこのような試験などを知っている人が何人いるのだろうとちょっと考えてしまいました。というのも外注試験をしている建設会社では若手に教える手段がなくなっている土壌になっているということです。
土木学校などに行って教わるか、通常は上司の人に聞くしかなのですよね。

ちょこっとした若手育成のお手伝いをしてまいりました。