2月ももう半ばになってしまいました。
この時期は2月工期の人は検査書類の追い込みまたは設計変更。
3月工期の人は設計変更と現場の追い込みになっているのではないでしょうか?

現場を訪問しているオイラですが、ちょっとイヤな話を聞いたのでここで
紹介します。(知りたくない人はここでストップ(笑))

これは発注図面の流れですが、コチラでは受注する際に閲覧用にPDFに
されているものを見ます。
そして受注して図面をP21データとして貰いそれを使って現場を施工します。

協議にもその図面を使用して、最後には設計変更図面になるわけです。

このたびの問題はこの設計変更図面になった際に出てきました。

発注者から 「この設計変更図面は発注図と違うぞ!」

現場職員の方は大慌て。(そりゃ、当たり前か)
今まで造った現場構造物は? 設計変更図面は?と真っ青。

現場では発注者から指示等で貰ったコンサルタント図面を使用して
設計変更図面を作っていたのです。
ですから、発注時に記載変更した文字や線が違っており、発注図面と
相違があったのです。(現場は問題なし)

現場には多くの図面データが来ます。それをきちんと整理しておかないと
このたびのように混乱してしまうのです。

そして新たな問題。
「破線・実線・一点鎖線が発注時のPDFと違うから修正してください!」
と、指示が来てこれまた大事となりだしました。
この現場には3種類のCADが入っており、印刷するにしても何のCADでどの
印刷設定で印刷するかでこの点線のピッチが変わってくるのです。

AutoCadの場合”破線”を描くときに
”DASHED” などを使いますが他のCADで破線を表示させるには”ACAD_ISO02W100”。

今までのように図面を作成するだけでなく、CADの互換にも注意しなければ
変更作業が出来なくなっています。

CADベンダーさんにはこのあたりを書いたマニュアル本も付けてくれれば
うれしいかな!(笑)