もぐらくん

田舎に住んで公共工事のお手伝い。現場管理からCIMまで現場の実情を記事にします!!

舗装

舗装修繕工事

先週は天気が良く、直射日光に当たると汗が出る感じでしたね。今日は建設会社さんでICT測量実技講習を行って、出来形管理測量や、便利な測量方法などをやってきました。

”目指せ、安全な老後”ということで、地元というか関わり合いのある人には、自分の知っていることは出し惜しみなしで技術の伝授をおこなっています。


先週オイラも初めての機械とお手合わせ。オイラが3次元データを作成した現場の施工がありましたので見に行きました。


工事内容は約600mぐらいの道路の切削オーバーレイ工事。起工測量はレーザースキャナーで行い、そのデータにより、道路線形、縦断図、横断図を作成して計画を立てます。

TS出来形管理データを作る要領で、基本データを作成。

レーザー現況断面と設計データを一度に切り出して、計画線が現況に擦りつくように片勾配を計画します。


さて今回は、切削機が”施工履歴”が出来るタイプの機械でした。マジでかい!

これを持っている機械屋さんは、もう数十年前からのお付き合い。以前はモーターグレーダーの3次元データを作らせてもらっていました。


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ではこの”施工履歴が取れる切削機に入力するデータの作成方法です。


10m程度で現況と計画線の横断図より、切削厚さを横断図より算出します。

切削機の幅が2mなので、道路中心より2mの箇所の厚さが必要となります。


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道路中心、センターから2m、そして一番端の左右の座標データを表に書き、その箇所の切削厚さを一覧表にします。


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この切削機には、GNSS機が左右についており、この座標箇所に来ると、As面から切削厚だけを切削する仕組みです。(説明が下手ですみません)


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高さ調整は全自動でも出来るそうなのですが、切削スピードが落ちるそうで、この現場ではオペレータさんが手動で調整されていました。


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施工中を見ての感想ですが、古い道路端も波をうっている箇所がほとんどなので、縦断図と設計横断図を作成するには大変なのですけど、施工履歴まで取ってしまうので”逃げ道が無くなる”というのが率直な感想です。


舗装の上に切削量のマーキングは必要がなくなりましたけど、もっと便利になる機械が出てくれると嬉しいですね。

ヒートマップ出来形管理

気温が上がり春めいてきましたが、年度末もあと4日をなりました。

オイラも ”4月初旬から工事を始めますから〜” という現場の3Dを作らなければならないので、ある意味今週が山場となりそうです。

 

年度末の仕事といえば、土工が完了した際に、ドローンや地上型レーザースキャナーで現場を3次元にして、計画の3Dデータと比べて出来形管理を行う、

「出来形合否判定」通称「ヒートマップ」を作成する方法もあります。

 

これまでは20mごとに法長や道路幅を計測して出来形を管理する方法でしたが、下写真のようにドローンなど方作成した点群とTIN(LandXML)データを重ねて、出来形管理を行うこともできます。

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これをソフト上でこんな帳票にして、出来形管理とします。

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判定はのり面部と天端部に分けて管理しますが、今回はのり面のみにして管理しています。

左側の表は設計との誤差の数値が”平均高さ・最大値・最小値”などが表示されています。


ちなみにドローンなどで点群を作成した場合、点の間隔は5mm程度になっていますが、この出来形評価に使用する点は、1m×1mに1点以上あれば良いので、ソフト上で点群の数を間引いて評価してくれます。


また測点延長も長くなるとヒートマップの絵が、細くなってしまうのでオイラは部分的に範囲を分けて作成しています。

 

しかし・・・昔ながらの20mごとの管理でよくない? と思っているのはオイラだけ?

このような管理をしてほしいと、現場から頼まれては仕事を行っていますが、この管理方法には問題点もあります。

 


1)のり面が数段に分かれていると、段ごとに出来形管理するようにドローン飛ばさないといけない。

というのも、のり面が全部できてからでは、もし下のほうののり面が規定に入らないときにはバックホウのアームが届かなくなりますので、1段ずつ管理するのが本来でしょう。



2)土工の出来形管理なので、構造物(シールコンクリート)などを施工する前に計測する必要がある。

工事の手順で手待ちになることがある。



3)設計との評価に使用するTIN(LandXML)データは、土工面なので、通常マシーンコントロールに使用するデータを使用しますが、マシーン用データではのり面部を長くして作っておくのが通常です。

なので下写真のようにのり面以外にもTINがあるので、本当ののり面部のみに作り直す必要があります。

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                     ↓

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現場を一度に合否判定をしてしますと・・・・・

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このように ”異常値有” となってしまいます。



これと同じく舗装工事でもこの方法を使うこともありますが、土工と似たような感じになりますね。

現場よっては従来の「TSを用いた出来形管理」で20mごと、日々管理ができて良い場合もあります。


自分の現場に合った出来形管理方法を選んでくださいね。

仕事の連携

今日は土木工事における仕事の役割は大切だと感じたオイラです。

実は民間建築の図面を以前作っていたのですが、それの

施工にあたり丁張りをかけたのですが、「既設道路のすりつけ

がおかしい」と建設会社の監督が電話してきた。

 

現地に行くと水路の高さが現地の高さと違っているのです。

ちょっと専門的になってしまいますが、L型水路は道路側と

歩道側では高さが違っています。丁張りは水路の一番高いところ(歩道側)に合わせて作っていましたが、

一番端の現道にすりつけ部分については丁張りをかけていませんでした。

 

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もちろん現道には水路の方向は印をしていましたが、現場の

職人さんはL型水路を歩道側の位置を道路の高さに合わせていたのです。

(ちょっと書いていることが複雑になりましたかね)

つまり現道路舗装と新設舗装に段差が付くようになるのです。

 

建設会社の監督は他の現場もあり、2、3日に1度しか顔を

出さず、主任に任せておいたのです。

 

人に任せることも大切ですが、その人がどれだけの技術を

持っているか把握することが非常に大切です。ですから信頼の

ある人に仕事をしてもらいたいのは当たり前ですよね。

 

建設業でも設計から施工まですべてにおいて独りですべてを

満足できる仕事をこなす人はなかなか居ないでしょう。

だから1つの工事をするにも

設計者 → (設計)チェック者 → 監督 → 現場主任 

 → 職人  の流れで自分の得意とする仕事をきっちりしているのです。

監督が偉くても職人の腕にはかなわず、現場主任が仕事の

流れが良く分かっていても、設計者ほど知識を入れておくのは非常に難しいと思います。

 

このたびの失敗は各種の業務の流れできちんと連絡・引継ぎ

ができていなかったのが原因と考えられます。

完成の形をきちんと職人まで伝え切れていないところでミス

が発生しているのです。

 

水路の修正は5m程度ですが、オイラとしてはこの問題で

図面の書き方、引継ぎの重要さを身にしみて勉強しました。

 

1回失敗したことを二度と起こさないと肝に銘ずる1日でした。(反省)

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もぐらくん

サラリーマンを辞め、田舎に住み、測量・土木一般の図面の出張サポート会社をやっています。
土木の3次元データ作成なども始めまして、まだまだ土木の発展を信じて仕事をしています。

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