もぐらくん

田舎に住んで公共工事のお手伝い。現場管理からCIMまで現場の実情を記事にします!!

設定方法

Trimble S7と平板ソフトの設定方法

少しずつ春めいてきて”外の仕事は気持ちいいなー”と思える反面、いまだに腰痛で思うように動けずお客さんに迷惑をかけているもぐらです。


今月になり「トータルステーションを買いたいのですけど・・」という相談も受けて今オイラが測量をしているスタイルをお話をさせていただいたりもしています。


そこで、測量屋さんや土地家屋調査士さんがよく使っている「平板ソフト」を使って現場を測量するにあたり事前に機材の準備が必要になりますので、本日は測量器メーカー”Trimble”での設定方法を記載してみます。


設定の流れをまとめますと・・・

1)測量器につける ”Bluetooth通信機” を購入する

2)測量器にBluetooth通信機を取り付ける

3)パソコンに平板ソフトを導入(福井TREND-FIELDを使用)

4)Bluetooth通信機とパソコンをペアリングさせる

5)Trimble S7 を通信モードに切り替える

6)福井TREND-FIELDを起動し、通信設定をする


となります。何分にも複雑な設定となりますが解説していきます。


1)測量器につける ”Bluetooth通信機” を購入する

2)測量器にBluetooth通信機を取り付ける

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Bluetooth通信機は”USB”接続するタイプと”RC232”接続する2タイプがあります。

オイラは1人で測量をする”ロボティック”なので右側を多用しますが、両方持っています。

ちなみにRC232ケーブルはロボティックセットにケーブルはついていますが2m近くあり、持ち歩きに不便なので、50cmぐらいのを高値(3万円強)で売っていますのでそちらを購入して使っています。

3)パソコンに平板ソフトを導入

福井PCの”TREND-FIELD”は平面図を取り入れて座標系に変換していれば、逆計算をしなくても線をクリックするだけで、測量ができる優れものです。同じようにTrimble より”GUIDER ZERO”というソフトがあります。

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4)Bluetooth通信機とパソコンをペアリングさせる


まずはパソコン(タブレットPC)のBluetoothを ”ON”にします。


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または”設定”から”デバイス”のをクリックしますと、Bluetooth の電源を入れるところがあります。

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次にBluetooth通信機をペアリングさせます。


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Bluetooth通信機 ”Parani-SD1000(U)”の 『Pairing』ボタンをシャーペンの先かクリップを使って長押しします。


するとBluetooth通信機機種名の下に「ペアリングの準備完了」とアイコンが現れますのでそれをクリックします。

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「デバイスのパスコードを入力してください」という表示がでます。のでパスコードを入力します。

パソコードは標準で 1234 か、空白のまま OK で通ると思います。



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するとペアリング済となり、接続ができました。


5)Trimble S7(S6) を通信モードに切り替える

初めて使用できるまでにキーワードはここです。ここまではオイラも自力で設定できたのですが、TREND-FIELDの設定などあらゆることを試したのですが、Trimble S7の通信できる画面があるのです。


それはこの画面です。

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S7に標準でついているTCUソフトを起動して、タブを”TS”にしておきますと 画面の下側に「外部機器接続中」と表示されていればトータルステーション側のBluetoothの設定が完了します。

これ、今でも測量をしているときに時たまこの画面になっていなくて

「タブレットとTSがつながらん!!」

と焦ることがありますね。(笑)


6)福井TREND-FIELDを起動し、通信設定をする

最後に平板ソフトTREND-FIELDの設定を。


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ソフトを起動して ”観測条件設定” を開きます。

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Trimble S7はまだ無いので、「S6、M3」を選択します。


そして先ほどペアリングしたBluetooth機器を選びます。


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”Bluetooth設定”ボタンを押し、”デバイス新規追加”ボタンを押すとBluetooth機器の名前が表示されますので機器を選びます。

(絵は過去に機器が接続されたことがある画面です)


これでTREND-FIELDの観測をして測距ができれば 成功 です。


余談ですが、以前Trimble S6 を使っている方から問い合わせがあり、

「この機械は測距が遅いから・・・・」と言われていたのですが、早くできるモードがあります。

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測距モードを S を T モードに変えます。 すると少し精度が悪くなるといわれていますが、違いが判りませんね。(笑)でも測距スピードが劇的に変わります。


この記事を見に来られている人は、”情報が少ないTrimble” で悩まれている方なのでしょう。私もその一人でした。(笑)


ご検討をお祈りします。

Windows10のブラウザを間違わないように!

今週は皆勤賞です。(笑)


本日はfacebookなどでも皆さん苦労をしている

『Windows 10 に勝手にアップグレードされてしまう』

問題ですね。


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Windows 7,8,8.1 を使っている人は画面の右下にwindowsマークが表示されクリックするとwindows10にアップグレードが始まるのですが、先月ごろから画面全体に

「Windows10を予約する」画面が出てきて、右上の × をクリックすると

「予約を設定しました」

となり、 「お前は詐欺師か!!」 と思わず叫んでしまいましたからね。(笑)


とても古いソフトやフリーソフト、入札などで使っている人は要注意ですが、Excelやサポートをされている土木ソフトやCADソフトを使っている人はオイラの見解から見ますとWindows10にアップグレードしても問題ないと思います。


そこで”入札関係で専属に使っているパソコンなのでアップグレードしたくない”ということをよく聞きますが、Windows10が発売になった昨年の夏。当時は

「アップグレードをしないでください」

と、通達が多く来ていましたが、もう発売されて10カ月経っていまして、

「入札・認証システムもWindows10に対応しました」

というころも多くなりました。


そこでWindows10 のブラウザですが、アップグレードした際に大きく ”e” アイコンが出てきていますが、これは”Microsoft Edge”というソフトであり、入札などで指定されている”Internet Explorer”ではありません。


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Internet Explorer は、『すべてのアプリ』 → 『Windows アクセサリ』の中にあります。


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いつも使われつのでしたらデスクトップなどにショートカットを作られていると便利でしょう。

ちなみにバージョンは Internet Explorer 11 。これはWindows7を通常通りアップデートしてあったらIE11になっているはずです。


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その中にもJavaと呼ばれるバージョンが有りますので、Win7 とWin10のIEの中身には違いはありますが、無料でアップグレードできる(されてしまった)人は一度行政のHPで確認してみるのもよいでしょう。
それと認証カードなどはカードリーダーのメーカーによりますので、メーカーのHPの確認も必要です。


ちなみにここのブログに来て頂いている人のOSの割合。

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まだまだWindows7が多いですね。(笑)

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もぐらくん

サラリーマンを辞め、田舎に住み、測量・土木一般の図面の出張サポート会社をやっています。
土木の3次元データ作成なども始めまして、まだまだ土木の発展を信じて仕事をしています。

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