最近電話越しで建設業者の方や、コンサルタント会社の方とお話をする中で、
「良い話題は無いですよね〜」 と、締めの言葉は大体決まっています。(笑)

確かに公共工事と言えば各地方の入札状況は、低入札および最低価格が占めており、会社を維持する価格にはなっていません。
昨夜の話でも
「もっと会社がつぶれると思っていたのですが、現状維持をしていますね〜」
と話をしていますと
「会社はあるけれど、中身は・・・・ボロボロですよ。6人ぐらいいた会社でも今は2人とか、会社の名前が残っていても実際に稼働できる人数はしれています」

つまり雇い入れている人の削減が多くなっているようです。

建設工事の場合資材購入のために最低価格が決められており、低入札するにも限度がありますが、設計業務などはほとんど最低価格が決められていないので ひどい時には30%まで落札率が落ちる時もあります。 

いくら業者が「この単価でできます」と言っても、実際は無理があるに決まっています。会社の身をそぎ落として公共工事の仕事をしているのです。

お金が少ない = 人件費をかけれない = 設計のチェックが出来ていない

となることは当たり前でしょう。

しかし発注者にこのような設計を出しても特殊な設計ソフト・取扱ができないので間違ったまま、建設工事に発注されるという、悪循環が進んでいます。

そのため施工会社に 「照査は必ずやるように」 と決められています。

ちょっと愚痴が多くなりましたが、結論を申しますと 『設計業務にも最低価格をつける』 が、オイラのお勧めです。