オイラの仕事は建設現場の”ちょっとしたサポート隊”の仕事をしています。
この仕事を始めた8年前は、それまでに建設会社で培った技術を使っていろんな建設会社へ行って
書類の作り方やパソコンの使い方。メインの変更図面の作成や電子納品と現場の技術者の先生に
なれるように頑張ってきました。
いや、今もそれなりにやっていますが、以前ほど技術の差がなくなったというか、現役を離れていると
現場の問題点にぶつかることが無くなって、当然現役の人みたいに出来なくなっているところが多くなりました。
先日「はっ」と気付いたのが、Excelなどを使って作るプレゼン資料。
「ここまで手の込んだものを作るようになったか〜」と。
Googleアースの写真とCAD図面とExcelの図形・イラストを巧みに使い工事説明書を作られていました。
オイラも現役のころは夜な夜な時間をかけて資料などを、どれだけきれいに作れるかと作っていましたが
最近は仕事のスピードを上げること踏み込んだ資料作りをしていないのが原因だなーと思ってしまいました。
今一度基本に戻って仕事に取り組まないといかんなー
CAD図面
工事現場に行って図面作成のお手伝いをさせていただくのに
よく聞く言葉。
「どれが最新データの図面かわからないのですよ!」
つまり現場事務所内で工事打合せ簿やCAD図面のデータの
扱い方がきちんと決まっていないのでこのようなエラーが起こって
いるものと思われます。
要因を書いてみますと
1、若い(年配?)職員が主にCADを使い、自分のPC内だけで運用をしている。
2、個別のPCにそれぞれ最新CADデータを保存している。
3、いろんなフォルダーに同じ図面名で散乱している。
4、デスクトップにファイルが点在している。
5、発注者から何度もメールが来る。
など、オイラが思い当たることを書いてみましたが、データの扱い方は
みんなそれぞれでしょう。
1〜4については・・・・同情の余地なし! (厳しい??)
工事がスタートした時点できちんと事務所内でネットワーク(LAN)を組んで
共有のデータ保存箇所を作っていないのが原因です。
特に工事が終盤にかかったときのデータ更新は早いのでスティックメモリー
などでの交換は出来るだけ少なくしましょう。
(USB端子の消耗が激しい、壊れやすい、無駄な時間を要する等)
「お金が無いからネットワークなど組めないよ」
といわれる方はPC2台までなら クロスケーブル(1000円ぐらい)を買ってきて
LAN端子につなげればこれで2台はつながります。
それにプリンターやフォルダーを共有にしてしまえば完了です。
(昔、オイラもよくやっていました)
設定方法はコチラ
http://zeropaso.gozaru.jp/lantunagi.htm
そこで問題は5番です。
近年発注者とCADデータを交換することが多くなったものの、オイラが
予想していなかったことがありました。
「発注者より、設計変更になったと言われCADデータを送ってくれるのですが
どこが変更になったかわからないのに、何度も同じファイル名で送られるのですよ!」
なんと、そんなことがあるの?
このような現場が少なくないのが現状です。これだけなら良いのですが
「どのファイルが最新なのですか?」と 発注者にたずねると答えは
・「一番最後に渡したデータだよ」
・「設計コンサルタントから貰って送ったから良くわからないよ!」
・「データの中味はわからないけど指示に付けた図面だよ!」
など、紙図面は確認するけど、データまで確認して渡されることが無い時が
多くあるようです。
最近は現場はCADデータで施工することが多く、紙とデータをチェックするだけで
余計な時間が掛かっています。
しかし反対のことも言えるわけですよね。発注者に渡すときもきちんと紙図面と
CADデータを確認しなければなりませんよね。
図面あっての工事。 もっと慎重にしなければなりませんね。
もぐらくん
サラリーマンを辞め、田舎に住み、測量・土木一般の図面の出張サポート会社をやっています。
土木の3次元データ作成なども始めまして、まだまだ土木の発展を信じて仕事をしています。
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