もぐらくん

田舎に住んで公共工事のお手伝い。現場管理からCIMまで現場の実情を記事にします!!

CAD製図基準

建設IT講習会

講習会の講師のため昨日は大分県入りをしました。
朝から夕方までびっちり6時間2人で話し続けました。

えっ、オイラは何をしたのかって? 現場で便利にCADを使うための方法をメインにお話をしました。

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大分県建設業協会日田支部青年部会さんの講習会だったんですが、みなさんとても熱心に聞いていただき、今までにないネタまでご披露をさせていただきました。(笑)

どんなCADでもできるCAD製図基準に準じた図面の描き方。
そしてどんなCADでもできる図面の照査方法を話したのですが・・・・・・皆さんはどうだったのでしょうかね?

もう一人?? そう、今話題のnikumaruさんにも北海道から来ていただき今旬の「創意工夫」のお話をしていただきました。

来ていただいた皆さん、ありがとうございました。

CADのレイヤーはいくつ必要?

最近公共工事の図面ばかり取り扱っていたせいか、きちんとレイヤー分けされている図面ばかり見ていました。
しかし昨日は民間の平面図をもらってきたのであるが・・・・・図面枠・現況線・計画線・文字・・・・・・そうすべて同じレイヤー描かれているのです。

けれどこの図面、1km近くある立派な計画平面なのである。
わ、悪いとは言わないが・・・・・工事をしてこの図面を使うには扱いにくそうである。

以前はCAD製図基準のレイヤー分けでは少ないと思っていましたが、無いよりはマシです。

そう、昨日現場の職員さんとCAD製図基準のレイヤー分けについて話をしましたが、CAD製図基準のレイヤーや色、線の太さなどは完成時にできていればよいもの。 決して施工途中の協議図面などでは、相手によくわかる色を使って書いてくださいと話をしました。

日頃製図基準に準拠した図面では、運営上無理とオイラは思っています。
だから「最終的に製図基準にもっていきやすいレイヤー分けを・・・」  と、心がけて作成すればよいと。
C-WORK-○○○○  などと相手に分かりやすい新規レイヤを作って便利なように取り扱いましょう。

完成図面の運用

今から本格的稼働をする現場を訪問することがあり、発注図面を見せてもらいました。

オイラの地域周辺ではほぼ100%がSXF(P21)で受け渡しが有ります。
そして発注前に国総研のチェックプログラムで確認されてエラーが有るか(エラーが何個あるか:笑)確認されその結果を付けて受け渡してくれます。

情報共有システムも大部分の現場(通信が悪いところもありますので)で、使用され工事打合簿の格納を行っている状態となっています。

このように工事施工前・中に関しては、結構建設CALS/ECの基本を軸にしながら運用されている地域ではないかと思います。



そこで冒頭で述べた今回の発注図面なのですが・・・・・現場と合わない。

実は大きな工事現場のため、同じ工事個所を何期にも分けて発注されているのですが、以前の工事で、完成図は納品されているのにそれが生かされていない。つまり以前の工事で掘削されているところも元々のコンサルタント図面を使用されて発注されているため、工事数量が合わない問題が起こっていたのです。

何のために完成図を業者が提出しているのか? ちょっと問題ですよね。

その会社さんは、以前の会社の電子納品完成図面を数社のものを持ち帰り、実際の現況を測量をして見比べておられました。

つまり業者の方で発注図面を作る羽目に。    

  SXFやレイヤーを問題視する以前でした。

電子納品要領・基準の変更に伴って

今年度より電子納品業務に少々違う流れが始まりました。

と、言うのも昨年公開された【平成20年5月版】の基準の改正に伴ってです。

平成21年1月以降に国土交通省と契約を締結する直轄工事は新基準の適用が始まっています。
そんなわけで、新しく工事を始める方は事前協議を始める前に新基準の内容を確認しましょう。

  電子納品に関する要領・基準  ダウンロードページ

そこで目先の問題になることはおそらくCAD製図基準(案)でしょう。
工事を開始する前に設計図書のCAD図面データを貰い、レイヤのチェックなどをしてみると、以前の平成16年6月版と平成20年5月版では同じ工種の線でもレイヤが違っているものがあるからです。
設計コンサルタント会社で作成されたプロジェクトのCADデータも新基準に適用するには、レイヤの修正が必要となってくるわけです。
日ごろ使っているもので大きく変わるものが
 
用排水構造物 でしょう。

  ちなみに比べてみますと
                    平面図             横断図    
   平成16年6月版   〇 - STR - STRB      〇 - STR - STR3
   平成20年5月版    〇 - STR - STRB       〇 - STR - STRB

と、横断図に描かれるレイヤが変わります。
これは一部なので、他のレイヤにつきましては確認をしてください。

 これによって今までレイヤ色を揃えるために使っていた民間CADソフトにおいては、取扱いに注意が必要となってきます。
また発注者サイドにおいても民間チェックソフトを使っているところは、取扱い方法を変えていく必要があるでしょう。

実際に以前の民間チェックソフトで 新基準横断図 をチェックすると 〇 - STR - STRBはエラーとなってしまいます。

新旧混じったCAD図面をどのように取り扱うのか【着手時の事前協議】で発注者ときちんとお話をしておかれたほうがよいでしょう。

中には 「昨年同様でいいよ! とか 昨年からやっている現場を見習ってよ!」 といわれるところがあるかもしれませんが、今年は直轄工事現場ではそう簡単にはいかないでしょう。

問題点は先延ばしせず、工事を始めた時に解決していきましょう。(オイラも含めて・・・:笑)

発注図面を管理するには?

設計変更が多くなるこの時期ですが、みなさんは図面の管理をどのように
されていますでしょうか?

特に『1回変更』、『2回変更』・・・・となっていくと、最後に完成図面に使う
図面が判らなくなっていきます。

ある図面は当初図面を使用し、ある図面は2回変更時の図面を使用する。
オイラもいろんな現場から完成図面を依頼されることがありますが、その際
きちんと整理をしなおさなければ仕事に取り掛かることができません。

そこで以前紹介した”図面管理表”をもう一度紹介させていただきます。
(2年前に紹介させていただいていますが、手抜き記事ではありません:笑)

図面管理




 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「zumenkanri.xls」をダウンロード

 (EXCELデータ)


 

使用方法は文章では書きにくいのですが、箇条書きにしてみます。

 1、発注図面をまず左側に記載しておきます。

 2、1回設計変更時に追加になった図面を行挿入を行い、記載する。
 3、当初図面の中で変更が行われる図面のみ1回設計変更の列に
   移動させます。
 4、当初図面が”末梢”になる場合は、抹消欄に印を付けておきます。

 5、完成図面は一番右側に記載し、もっと新しい図面を完成図欄に
  移動させます。

こうすれば、変更時にファイル名を変更しても、完成図に持っていくのを
忘れることはありませんよね。


おまけ


ファイル名をEXCELの表に転記する際、エクスプローラーなどでファイル名
を表示し、ファンクションキーの”F2”を押すと名前の変更ができるスタイルに
成りますので、その時に”コピー”をすれば、名前の記載が早くなりますよ。

 

CADの互換性

先週は”何でも屋+CAD講習”で現場を訪問させていただきました。

ここは公共工事でないため、ちょっと特殊な雰囲気の通う現場事務所です。(笑)
と、いうのは各専門分野の方々が一つの事務所に集結して、ひとつの工事を完成
させる体制となっていますので、社内でも違う部署の人たちが集まってお仕事を
されています。

事務所内もいい雰囲気が漂って、よい工事ができそうな感じがします。(笑)

そんな中で問題もあります。
以前お話をしたことがある、「CADの互換性」について、この現場でも4種類のCADが
使用されており、それぞれの部署で違っているということです。

フリーソフト+購入CAD であり、共通の変換フォーマットは ”DXF”となっています。
このDXFも曲者で、同じ拡張子であるものの”バージョン”もあり、変換できる範囲も
違っているということです。

特にDXFに変換するときに、そのソフトがどんなプログラミングで作られたかも大きく
影響し、データを見ることはできても同じ表現で表示できるかは疑問となります。

そのために出現したのが”SXF形式”です。 が、フリーソフトできちんと入出力が
できるかは疑問のところでしょう。オイラが見る限り文字や寸法線の表示で不安
なところもあります。

しかし、自分のところで外部にあまり受け渡しをしないデータは、使い勝手の良い
フリーソフトを使用することは問題ないでしょう。
現にオイラも使用用途に合わせて、フリーソフトや購入したCADを使っています。
(測量をするときなんかHO_CADが便利なんですよ:笑)

公共工事など頻繁にCADデータの交換がある場合は、やはり高くてもOCF検定
合格したCADを使うのが無難ですね。
(修正する時間を計算した場合、購入したほうが安上がりの場合もあります)

それと、どんなソフトでも『機能を使い切る!』ことが出来れば、能率アップ
間違いないでしょうね。(笑)


帰ってくる電子納品物

先週のはじめは電子納品の話でもちきりでした。

と、いうのは年度末に提出した電子納品成果が舞い戻ってきたのです(泣)

ことの発端は6月初旬になりますが、国土交通省に提出していた納品物を発注者
サイドでチェックをされて、おかしなところは修正をして再提出するように指示が
あったそうです。
当初は指摘箇所の修正なわけで、
「なるほど、しっかりと目視もして、周りの業者とまとめ方を合わせるようにしたのだな」

と、やる気のなった発注者を評価していました。

この電子納品という事務業務は、マニュアルをしっかりと読んでも答えが見えない
ところが多々あります。
そんな所をカバーしていくのが 『受発注者間の事前協議』な訳です。

オイラからみると通常発注者の作られている「事前協議書」では、不確定要素をつぶして
いけるもとなっていません。

そこで請負業者も「独自のまとめ方・整理のやり方」が始まり、国総研のチェックソフトで
クリアするだけの電子納品物ができていたのです。
実際に各業者の電子納品をすべてチェックすることができるのは、発注者サイドでないと
できないわけで、このあたりの統一をはかってくれることはよいことだと思います。

で、最後まで問題となったのが   ”CAD製図基準のレイヤについて”でしたね。

”新規レイヤについては受発注者間の協議のもと決めてください”
となっているものの、事前協議でレイヤの協議する欄など無いですからね(笑)

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CAD図面の変化

昨日は変更図面の相談で現場に寄ってきました。

この方は10年ぐらい前に近接で一緒に工事を行っていた方です。
(名刺を見ると私とは違って偉くなっておられました:笑)

お悩み事項は
「工事を進めていくにあたり1つの図面ファイルで運用するにはどのように描いて
いけばよいか?」 
でした。

これまた難しいご質問と感じることと、先を良く考えている人だと感じました。

このたびは変更図面を書かれていましたが、協議書に使う図面と完成出来形図面
にも、ファイル1つで変化していくにはどのようにすればよいかです。

これはどの現場も同じ運用になるとは限りませんが、1つのファイルを変更していか
なければ、最新図面がどれか分からなくなってしまいます。

代表的?な図面の変化を記載してみましょうか。
 1、当初図面(発注図面)
 
 2、協議図面(設計通りに構造物が造れないときに発注者に変更を協議する図面)
 
 3、指示図面(発注者より構造物の変更を指示される図面)
 
 4、承諾図面(施工業者の都合により、構造変更をする際の図面:金額の変更は無し)
 
 5、中間検査図面(既済検査等で工事の中間検査で使う図面)
 
 6、第○回変更図面(協議・指示によって個々に設計変更を行った図面をまとめた図面)
 
 7、出来形図面(設計に対して構造物の出来形数値が記入された図面)
 
 8、完成図面(設計変更で見え消し修正された箇所を消し、現地に施工した図面)

そのほかにいろいろと有りますが、オイラにはこれプラス「シュミレーション図面」が
出てきます。

これをすべて1つのファイルで変化していくには、レイヤ(画層)に頼るしかないのです。

発注者との図面のやり取りにおいて、CAD製図基準に準じている必要はあると思いますが
現場での図面の運用も大切となります。
オイラとしては最終提出図面以外は
『日本語交じり+CAD製図基準的な運用』
が良いと思います。

 協議-STR-TXT、 出来形-STR-HTXT  などですね。

なんに使ったレイヤ(画層)なのか分かりやすくしておけば、図面を受け渡しても間違う
事は少ないと思います。

また変更図面に直す際には、「協議」・「指示」レイヤはC−○○○-○○○に
統合してしまえばCAD製図基準となってしまいます。

でも、一つの協議が終わった際には、必ずそのときに使用した図面の状態でフォルダー
に格納しておくようにしましょう。(電子納品に使用したりしますので)

 

省庁の枠を超えたCALS/EC

先週末はCALS/ECのセミナーを行ってきました。
(まともに話が出来たかは別として・・・)

このたびのお相手は
土地家屋調査士の皆さんでした。

なんで?CALS/ECとは建設業だけでないの?
と思われる方もいるでしょう。

CALS :
Continuous
 Acquisition and Lifecycle Support      
−企業間や組織間において、事業や製品等の計画、設計、製造、

運用、保守に至るライフサイクルの各段階間や関係者間で発生する
各種情報を電子化し、その伝達、共有、連携、再利用を効率的に行い

コストの削減や生産性の向上を図る。
EC  : Electronic Commerce                  
 −電子化された商取引を意味し、公告、入札、発注、決済などの

行為をインターネットなどのネットワーク上で実現するもの。

ちょっと説明ぽっく成ってしまいましたが、土地家屋調査士とは

どんなお仕事をされているのでしょうか。

土地家屋調査士は、所有者の依頼によって土地や建物の所在や形状、

またその用途について調査、測量して図面作成、申請手続などを行

う測量及び法律の専門家です。

あれ?なんか公共工事と同じく、測量をして図面を作成しているでは

ありませんか。

そこで広島県土地家屋調査士会さんはCALS/ECについて勉強を

してみようと云う試みでした。

オイラは土木主体な為、果たしてどこまで話が通用しているかが

疑問である。

けれど調査士の方々が興味をもたれていたのが、CAD製図基準(案)

と入札に関係する品確法(公共工事の品質確保の促進に関する法

律)でしたが、まずはCAD図面を描くルールは何故必要か?から

説明です。

「どうして土地家屋調査士会でこんなことをスタートしてみようと
試みられているか?」
の質問には

「国土交通省とは違って、法務省ではこのようなルールが無いのです。

でも図面を描くのは一緒ですから・・・・」との答えでした。

すばらしい!

今後も何かと応援して省庁を跨いだCALS/ECを進めてみたいですね。

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CAD機能の疑問

今の土木CADでは、CAD製図基準(案)の作図・入出力が出来なければ
売れない状況になっているものと思います。
その中でもCAD製図基準(案)に自動修正するものや、その補助機能が
付いているものが多くなりました。

もちろんお値段も高くなり、会社レベルで購入してもらわないと、サラリーマン
としては自分の財布から購入するのも辛いものです。
中には個人で購入して、やる気を出している人もいるでは無いでしょうか。

ここから私の疑問に感じたことを記載しましょう。
(えらそうなことを書くかもしれませんの失礼!)

CAD図面は現場ではどのように運用されるのでしょうか?
このCALS/ECでは今運用しているCAD図面を後々に保存し、再度使用
する目的です。そのためにはルールに基づいて作図しなければなりません。
そのためにはこのような簡単に製図基準に修正出来るソフトが重宝がられる
のは当たり前でしょう。

でも今後の利用のみを考えていた場合、現工事でCAD図面を上手に運用
することが出来なくなるのではと思ったのです。

電子納品するときだけCAD製図基準にするのではなく、職員の教育の元で
日ごろの協議・承諾図面に繁栄されるレイヤ分けを行わないと、現場職員は
何のメリットも出てこないのではないのでしょうか。
きちんと現場でも運用されれば図面を修正する・人に受け渡す場合、無駄な
時間がかからなくなっていくはずです。

難しくなりましたが、
納品するからレイヤ分けをするのではなく、日ごろのCAD図面を

上手に運用する為にレイヤ分けをしておかないと意味が無い!

だから私は工事中において、測量計算や協議書図面を作りやすいCADを
お勧めします。

ではどんなCADか?・・・・は人それぞれの作図方法があるので一概には
言えないですね。




CAD製図基準の作図(AutoCad編その3)

昨日はオイラが使っているAutoCadのテンプレートを付けていましたが

本日はそれの使い方です。(もう察しがついた方もいるでしょう)

 

テンプレートの図面枠の左端にレイヤ一覧表を作っておきます。

 

テンプレート

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この端の線と文字は、CAD製図基準に準拠した

レイヤ(画層)に描かれています。

 

線の情報

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これを画層移動を使用してこれから描くレイヤ(画層)に自動で

移動させます。

 

属性取得

 

 

 

 

 

このアイコンが画層移動

開始ボタンです

 

 

 

 

作図手順ですが

属性取得方法

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

上記のように外形線を描くときは"STR"をクリックして作図を

はじめれば必ずそのレイヤ(画層)で作図することが出来ます。

 

残念ながらAutoCadの場合は1本の持っている情報をすべて

取得することが出来ない為、レイヤ(画層)移動した時に

その線種・線幅・線色になるように画層プロパティで設定

しておきます。(前々回投稿を参照)

 

くどいですが作図を始める前には

 

Bylayer

 

 

上記のように"Bylayer"にしておかないと失敗します。

分かりにくかったかもしれませんが、一通りの説明は終わります。

後はこれに付随する事を記載していきます。

おっと、書き忘れていましたが、これよりいい作図方法・こんな作図方法が

あるよと思われる方は 教えてください!(CM/TBにて勉強させてください)

 

CAD製図基準の作図(AutoCadその1)

先日投稿した建設CALSの疑問を他人任せでどうこう言っても

仕方が無いものです。

(あっさりとあきらめるのかい!)

 

でも、目の前にぶら下がっている仕事をどのようにして片付けるか

オイラなりの図面作図方法を記載していきます。

(このたびはAuto Cad編でいきます)

 

新規図面作成方法その1

CAD製図基準において一番重要なことは、レイヤ(画層)にきちんと

分けて描く。そのためには

1、画層プロパティを開き製図基準のレイヤを作ります。

肝)レイヤ一覧を見ながら作ります。

画層プロパティ管理

 

2、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2、その画層に線種・線幅・線色を決めます。

 肝)これもレイヤ一覧をみながら作ります。

  オイラは線幅の比率を0.130.250.50で使っています。

3、作図するときは線種、線幅・線色を「Bylayer」としておきます。

肝)Bylayerで作図すれば先ほど画層プロパティ設定した

線の属性になるため、CAD製図基準通りで描きやすくなり

ます。

Bylayer

 

 

 

 

 

 

 

画層プロパティで設定した線幅などはSXF形式に保存しても

線ごとに属性を付加して出力される為、他のCADで使っても

図面のメリハリはきちんと出来ます。

 

図面を描くときは全体を一括で管理できる”Bylayer”方法が

まとまりきれいな図面を作ることが出来ると思いオイラは

使っています。

 

ちょっと長くなりますので分割して投稿します。

おそらく4,5回の投稿のつもりでいます。

CAD製図基準の疑問

建設CALS/ECの”CALS”は

各種情報を電子化し、その伝達、共有、連携、再利用を効率的に

行いコストの削減や生産性の向上を図る。

と、有りますが、CAD製図基準として全国的に統一が取れているのか、

また各省庁、県、市においても統一が取れているのか?と疑問に思えだしました。

(今頃になって何?と突っ込まないでください)

疑問に思っているのはCAD製図基準(案)ですが、国土交通省内においても

製図基準がまちまちなわけです。

とりあえず国土交通省と国土交通省港湾局 を比べてみれば

最初の図面枠から色が違います(黄と牡丹)。もちろん構造物ごとの色についても

相違があります。

発注者サイドは同じところでしか管理しないから良いのですが、請負者は

発注機関が変わるごとに図面の描き方を変えなければ成らないのです。

これではCALSの意味が薄れてくるのは間違いありません。

ちなみに広島県は港湾のCAD製図を使っていますので、国交省と県を施工する

会社は、両方の基準を覚えなければなりません。

せめて国土交通省から統一をとってもらわないと地方でCAESが浸透しないのも

無理なのではないのでしょうか。

 

 

 

 

 

CADのレイヤ分け方法

この時期建設会では変更図面を作成されているのではないでしょうか。

(もう終わったところが多いですかね)

オイラも最近CAD製図基準(案)レイヤに修正することが多く

自分なりのレイヤ表を作って机の上に置いています。

とりあえず見てもらいましょう

レイヤ表

 

 

 

 

 

 

 

 

オイラの「ちょっとしたアイテム」のひとつです。

さまざまな土木工種があるので、オイラなりに略して記載しています。

使ってみる方はこちらから

   「レイヤ基準表」をダウンロード   Excelファイル

2ページに渡っていますのでオイラは両面に印刷しラミネートしています。

実は2年半前に作り、中味をよく見直していないので、使用される

方は、自分なりにチェックしてからよろしく。

この表を見れば、同じ水路を描くにも平面図・横断図と違うレイヤに

なっているのが良く分かります。

この当たりが統一できればと、最初のころ思っていました。

 

変更図面管理

ちょっとした様式です。(単純なものです)

 

オイラが変更図面を作成しているときに使っている様式です。

 

現場で最新図面の管理をしましょう!といってもさてどの様にすれば

良いのか分からない方はとりあえず使ってみて自分でカスタマイズ

してください。

 図面管理

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「図面管理表」をダウンロード

 

 

 

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もぐらくん

サラリーマンを辞め、田舎に住み、測量・土木一般の図面の出張サポート会社をやっています。
土木の3次元データ作成なども始めまして、まだまだ土木の発展を信じて仕事をしています。

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