もぐらくん

田舎に住んで公共工事のお手伝い。現場管理からCIMまで現場の実情を記事にします!!

GPS

土地を探す

秋も深まって久々に朝が気持ちよくなりました。 この週末は久々に”仕事はすべてOFF”でやってみました。 何かと仕事を引きずっていますが、ちと自分のことをしていました。


まずは昨日この地域で行っている”マルシェ”に出品するために商品を採りに朝から行ってきました。


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秋といえばキノコ。 自分ちの山は数か所あるのですが、昨日は久々に数十年ぶりに行く山でして、スマホのGPSをたどりに自分の山に行きました。


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実は事前に我が家の土地の地図を Google Earth  で誘導できるように”KMLファイル”を作成していまして、cm単位の誘導はできないのですけどおおよその位置には誘導してくれますので、自分の土地を手軽に探すことができます。


昔は親に山連れて歩かれて、土地の堺を覚えさせられたといわれていますが・・・山に上がる人もほとんどいなくなった現在では、自分の土地を示す方法としてこの方法が一番良いと数十年前からオイラは考えていまして、このデータを作成する仕事も少しずつしています。

(地籍調査が終わった箇所でないと出来ませんけど)


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こんな山林なので、土地の境などは簡単にはわからないものです。それ以前にそのあたりに行くのも至難の業ですね。

ちなみにこの山林はオイラが中学生のころ親と植樹して草の下刈りなどをしていました。


話は変わり今朝yahooニュース記事にショッキングな記事がありました。


磯野 波平(サザエさんの父)は、54歳だと。オイラは同い年になってしましました。

ちなみに福山 雅治氏は53歳。 ダブルでショックです。(苦笑)

GNSSの活用

 今週は、標高700m超えの山の現場を歩きまくったり夜間仕事をして“ヘロヘロ君“になり、昨夜は足がパンパンになって、

「これ以上動きまくるとヤバいな」

という、体力の限界というか体力が減少していることになりました。(苦笑)


 前の会社の上司に数年ぶりに電話して話をしていると・・・


「おまえもええ歳なんじゃけ、若い者に現場をやらせていけばええじゃん。あ、ま、お前にこんなこと言ってもダメじゃな。昔っから自分でやらないとダメな奴じゃけ!」

と、言われました。(苦笑)


 この上司とは若き頃に何現場も一緒にやった人なので、30歳代になり、若手を連れて現場所長もやっていると若手を育てていくことが楽しくなりました。そして自分のスタイルは・・

「まず自分でいろいろと苦労・方法を見つけて若手に教えていく」

というスタイルになりましたね。


今週もいろんな業務をやっていましたが、この機材は今後の土木に必要だと感じた機材の一つ。


ネットワーク型GNSS(GPS) 観測機

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ネットワーク型GNSS機1つを持って歩けば2,3cmの精度でその位置を観測できる機材です。

土木では施工箇所だけの座標を持たせて図面を作ることがありますが、先週末にある建設会社から

「施工延長は400mの山道なんですが、基準点が何もなく発注されていてどうやって仕事を進めていけばわからないのです」と。

図面を見ますと、地域の等高線図面から横断図や道路線形を作成されており、どこから道路を作るか全くわからない発注図面でした。


山の中で木がいっぱい茂っている現場と聞いていましたので、まずは現場にGNSS機をもっていって確かめてみました。

なかなか衛星をとらえることができなかったのですが、このぐらい立木があるところでも数分即位したらFIX(高精度観測)ができました。
「山の中ではGNSS機はほぼ使えない」と、聞いていたのですが、オイラの機器だけなのか、とても安定して衛星をとらえてくれました。

やってみないとダメですね。


で、起点・終点周辺の位置を取得して、「基盤地図情報サービス」HPより5mメッシュの情報をとってきて3次元等高線を作成して線形の見直しや縦断図、横断図を作成しました。あとは現地に行って確認ですね。


今頃は5mメッシュには ”航空レーザ測量データ” も入っているところもあり、より正確になっていることだと思います。


でも、設計図を作成する会社もこのご時世、世界測地系の図面を作成しないと業界に通用しなくなることとなると思いますね。

GNSS導入

昨日から一部で携わつていたJR山陽本線(三原地区を除く)・JR呉線が開通しました。2か月要しましたが、ホッとした感じです。でも、オイラが澄んでいる広島県北の2路線はまだまだ開通の見込みがなく、今朝も代替えバスが走っています。


でも全体を見て、まだまだ災害量も把握できていなくて、災害現場に行って計測しています。そこで少しでも楽に、精密に計測データを作っておけないかな〜と考えて・・・・また測量アイテムが増えてしまいました。


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これって何? という代物ですが、GNSS(GPS)受信機です。

人工衛星と地上基地局とで、この受信機の 緯度経度・高さ を取得することができます。

以前から欲しかったのですが、使わなくても年に〇〇万円の契約料金が発生するためにためらっていましたが、スピードと過酷な現場のために買ってしまいました。


使用初日は、TS(トータルステーション)とGNSSの両方で計測してきましたが、気になる精度は・・・

TSの精度はXYZとも数mm  これを”正”にしてGNSSは、 XYは誤差10mm程度で落ち着いていました。高さは・・・50mmでばらつきも。もともと高さについてはばらつきが多いのは知っていましたので、使用用途によって十分に役立ちます。

次の日に使った際に気づいたのですが、人工衛星のつかみ方を変えるともっと精度が良くなるのでは?という設定を見つけましたので、これから熟知していきましょう。


これはGNSSでは後発隊のPENTAX製。 でもこの会社いろいろと怪しい動きがありますので、このメーカーにしてみました。

購入の際にもメーカーと直に話をし、


「もぐらさんがやりたいことは、通常の製品では出来ないので、別な機種を使われた方が良いですよ」


と言って、これはカタログに載っていない機種でございます。(笑)

で、今後はファームウエアを入れ替えることにより・・・もっと便利になる代物です。


またおもちゃが一つ増えた。(笑)

マシンガイダンス(バックホウ)

またまた最新鋭の機械のご紹介を。
オイラが仕事のお手伝いに行っている現場ですが、こんな機械が入ってきました。
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0.7m3小旋回式バックホウ! というところに目をつけるのでなく、ボディーの後ろについている2つの丸っこい奴。
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この丸く黄色いものが2つついていますが、これがGPS受信機ですね。
そうこの機械はマシンガイダンス(MG)を装備したバックホウなんです。
TS出来形管理の計画データをインプットしてコックビットのモニターに法面の位置が表示されます。

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つまり、法面の丁張が無しで切土・盛土が出来てしまう機械なんですよね。(まだまだ始まりですが)
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バックホウのバケット付近にセンサーが取り付けてあり、GPSで自分(バックホウ)の位置を確認して、バックホウの爪の位置まで把握してくれます。
でもバケットの中央で法面整形をするか右・左の爪を使って整形するかは手動となっています。
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現場の周辺に基準点の基地局を設置もされていることはお忘れなく。お空のGPS衛星だけでは、とてもじゃないですが法面の数mmの精度は出てきません。

TS出来形管理データを使ったものとなっていますが、今後は三次元CADデータを使用した機械も出てくるんじゃないかという期待もありますね。
バックホウタイプの”3Dプリンター”と呼ばれるものが。(笑)

簡易平面図の作成

今週は現場の照査、測量の準備、電子納品といろいろな業務が入っていました。
そこで遠方へ工事完成時の電子納品データを引き取りに行った際に、別現場の人に
「これから始まる現場の平面図を早急に作って欲しい・・・」
といわれ、「早く言っていただければ測量機を持ってきたのに・・・・」と、悔やまれましたがとりあえず簡単なものでもいいから〜 と頼まれまして緊急に平面図作成の仕事になりました。

ではオイラが行った簡易な図面の作成方法を。
1、携帯電話でノートパソコンをテザリングでネットにつなぎぐ
          ↓
2、工事現場付近のgoogleの地図+航空写真を表示して画面コピー
          ↓
AdobeのPhotoshopにその画像を張り付けて一つの写真に変換
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        ↓
その画像をCADに張り付ける
(このままでは縮尺が分かりません)
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        ↓
現場に行って現場踏査(写真撮影・ちょっとしたメジャー計測)
        ↓
ipadを使い航空写真で良く見えるところでGPS機能を使って座標値を数か所計測
地図コンパス(19座標系) というアプリです。すぐに緯度経度を座標値にしてくれます)
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          ↓
ノートPCのところへ帰ってその座標値をCADにプロット
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          ↓
ipadによる座標値のところへ航空写真の縮尺・方向を合わせて配置
          ↓
計画図面を張り付け、写真と航空写真でトレース
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          ↓
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       ↓
     完  成

という手順でした。工事を行うところ以外は”他人への図面の分かりやすさ”を作る程度ですので、この程度でも 大丈夫と思います。
実質この作業2時間ぐらいです。

ここで一つ注意がありますが、GPS機能を使っても衛星の補足しだいで大きくずれることもあります。
またGoogleの写真ですが、写真のつなぎ部分になりますと、現況と大きくずれる部分がありますので注意が必要です。

最近のメカや環境はびっくりするぐらい便利となりました。でも、技術者は大変だ!(笑)

ipadのGPS性能 その2

先日ipadのGPS機能を使ってどんな仕事が出来るかなーと考えてみましたが、ではipadのGPS受信性能がどの程度か書いてみます。
その前にもう一つGPS受信機を用意。
201203160606-

Holux社のGPSロガー M-241 (7500円で購入)
以前はSONYのGPS-CS1を持っていましたが・・・精度の悪さに結局お遊びでしか使えませんでした。(平気で70mぐらいずれる時も)
この武器はSONYのものより一回り小さくその場ですぐに緯度経度を表示してくれまして、パソコンなしでも情報を見れます。
さてipadとこの機器をうん百万もするGPS測量機と競り合わせてみましょう。
でもうん百万もするGPSは持っていないので、国土地理院HPより公共座標を閲覧してその場所に行ってきました。
201203170609- A-J171-

公共基準点は緯度経度で記載されていますので、測量計算のHPで平面直角座標へ換算します。

最初に書いておきますが、この実験は1回しかやっておらず、本当の精度ではありません。参考程度の成果と思って読んでください。
ではipadから結果を書きましょう。
ipad-
ipadで緯度経度を計測していますと、ずっと同じ数値を表示。もしかして・・・とおもって1m範囲ぐらいを持ち歩いてみましたが数値の変化はありませんでした。
わりと鈍いやつだな〜という評価。
この地点での公共基準点との相違は2.906m。 ipadのアプリではしっかりと
「精度(水平=10.0m 垂直=12m)」
と記載されていますので、3m以内で収まったのは良い方でしょう。

ではHolux社M-241の結果を
このGPSロガーは数値が少しずつずれていましたので、時間をかけて計測してみました。
HOLUX2- 2分後 : 基準との水平相違=4.770m
HOLUX10- 10分後 : 基準との水平相違=0.174m
HOLUX12- 12分後 : 基準との水平相違=1.001m

とまあ、10分ぐらい受信続けていましたら、1mぐらいの範囲で受信をしていました。
どうしても緯度経度の表示が秒が小数点第2位までとなっていますので10cm単位での精度となってしまいます。
土木工事などで事前に現場踏査するときに施工範囲を見るときに発注図を使って緯度経度を調べておけば
ipad、 GPSロガーを持ち歩けば比較的簡易に位置を調べることが出来るでしょう。
あと、先日発売された”新しいipad”精度はいかなものかと。だれか調べられましたら教えてください。

ではこの後のipadのGPSを使ってあるアプリを活用すれば・・・・ 今年の講習会ネタとしますのでもう少ししてから書きます。

今頃のゲーム機は・・・・

非常に遅れた話しを書くのですが、我が家に無線LANを取り付けてみました。

えっ?未だに付けていなかったの? 「おくれて〜る!」と言われても仕方が
ありません。(笑)

付けていなかったにはちょっと理由があったのです。

実は我が家のゲーム機+音楽再生に PSP を買っているのです。
(DSよりこっちがいいぞ!とオイラが勧めたのですが)
が、ネット環境が有りますとこれはゲーム機とはあなどれないことが出来る
わけなんですよね。

そこで昨夜は子供から1台取り上げて実証実験をしてみました。

PSPのWeb設定のところで、”ネットに接続”を行っていくと、最後に

”無線LAN親機のセキュリティー認証用ボタンを押してください”

とその通りにしますと、アッという間に設定完了。

yahoo の検索サイトからオイラのブログを探すと、

  0812120005-.jpg

この通り、簡単にサイトが見れました。これまたサクサクと見れまして
携帯で見るより良く見えます。設定方法かもしれませんが、サイドバーは
見れませんでしたね。
このほかに、ネットラジオやゲーム通信等いろいろと出来るようです。

今の最近のファームウエア(OS)バージョンでは Skype も出来、電話
にでもなります。(面倒なので試しませんでしたが・・・)
別売りのGPSを取り付けるとカーナビにもなりますよ。

ここで核心なのですが、こんな危険なものになるのでは、容易くネットに
つなげるわけにはいきませんよね。
そんなわけで我が家では壁に穴を開けては、LANケーブルを設置して
いました。(笑)

とりあえずネット接続が出来ないようにして、子供には返しておきましたが、
無線LANの親機は目の届かない所へ設置しておきましょう。




しかし、肝心なオイラのノートPCが接続できないのはどうして???(笑)

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もぐらくん

サラリーマンを辞め、田舎に住み、測量・土木一般の図面の出張サポート会社をやっています。
土木の3次元データ作成なども始めまして、まだまだ土木の発展を信じて仕事をしています。

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